フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

制限解除に脳は大忙し

私が私自身にかけている“制限”は、どこに埋め込まれているか分かりません。しょっちゅう「それは出来ない」「そんなの出来ない」を心の中で連発しているところをみると、かなりの数がありそうです。


友人に

あなたは
「出来ない」理由を並べるばかりで
どうしたら「出来る」かって考えないんやね

言われて、ムッとしながらそこでも「だってできないもん」と内心でつぶやいていました。


「出来ない」と自分の内外で宣言すると、そこでGAME OVERとなります。「出来る」という場合、それから考え工夫し、行動し続ける必要が出てきます。「出来ない」としてしまえば、手間も大変さとも関係ありません(但し、解決しない・改善しない、というものもくっついてきます)


「出来る」には“出力”が必要なので、脳内でコトが終わらないことを、本来は面倒くさがり屋の脳は嫌がるのかもしれません。

制限を解除する

今冬のフェルデンクライス講習会では、私の制限癖をやっと認め、それに取り組もうとしています。


グループレッスン中、“制限”に遭う度に慎重に解除して次に進み、直後にまた遭う・・・の繰り返しです。
 ・こんな処にも設置していたか〜・・・
 ・あれ?さっき解除したはずなのに・・・
 ・一体どこまであるんだ〜!?
とボヤキつつ解除しながら、感じ考え探りながら動き続けます。すると、突然、出来なかった動きや、努力感いっぱいの動きがヒョイと軽くできる瞬間がやってくるから不思議です。肉体的に疲労感はありません。楽な範囲でしか動いていないから。ところが、脳はヘトヘトです。指示の言葉を聞き、筋肉に細かい指示を出し、筋肉か
ら返ってくる情報を処理し、また調整の指示を繰り出す。同時に“制限”解除もする。フェルデンクライスのレッスン中、脳はフル回転です。(だから脳は「出来ない」を選ぶのかもしれません)


そんな脳へのご褒美は「(できなかった動きが)できた」「軽く楽に動けるようになった」です。これがあるから、脳は工夫をするようです。
こうして、脳をしっかり使うようになったからか、この冬の講習ではこれまでになく甘い物が欲しくなっています。


  自分がしたいことに
  「出来ない」理由を並べる暇があったら
  したいことを実現するために頭を使おう