常識にしばられると、未来が妨げられる
常識にしばられると
未来が妨げられる
(「ヒットの神様」、内田耀一・コイケジュンコ、幻冬舎)
書店でパラパラと見ていた本の中にあった一文です。
フェルデンクライスの講習が終わって間もない私は、こう読みかえました。
習慣にしばられると
未来が妨げられる
「習慣」にも、良いものとそうでないものがあります。私がここで思うのは
私の行動を妨げ
私の未来を妨げる
習慣です。形に行動に表れる以前の、自分の考え方や物の見方、無意識の習慣(癖)。
例えば、私は
・相手の感情を読み過ぎる
・先の先まで勝手にシナリオを作る
・考える、検討する前に反射で動く
・周りの様子を観察していない
・悪い方悪い方へと考える
・情報を分析する前に“印象”“思い込み”で判断する
・やる前から「失敗するかも・・・」と思う
こうした私頭の中の習慣・癖が、私の行動・反応を作っていきます。
もちろん、私を形作っているのは「悪い習慣」ばかりではありません。でも、これらのために「良い習慣」の効果が半減、時にマイナスになっているかもしれません。
親や兄弟は、自分と似ていることも多い上、近すぎて「違い」が目立ちませんし、指摘もされにくい。
気の合う仲間も「似た者どうし」的なところが多いかもしれません。
全くの他人だと、指摘も何もありません。気づいても黙っています。
自分に染み込んで一体となってしまっている「癖」に気づくにはどうしたら良いのでしょう?いつもの「反射サイクル」を回さないでいるにはどうしたらいいでしょう?
自分が何をしようとしているのか?に気づくには「隙間」が必要です。「感じて→考えて→動く」のプロセスの中の「→」には時間がかかっています。全てが同時に起こっているのではありません。その時間を少し伸ばすこと、ゆっくり動く・小さく動く・丁寧に動くことで「隙間」が生まれます。この隙間があって初めて気づくこと
ができます。
大人になればなるほど、年齢が上にいけばいくほど、誰からも指摘も注意もされなくなります。そして「習慣」は体や行動の隅々まで染み込んで、その人そのもの、人生そのものになっていきます。
自分を変えたい人
自分の未来をフレキシブルにしたい人
フェルデンクライス・メソッドはお勧めです