フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

秋元康さんに対しては「教えて君」?

NHK教育の「仕事学のすすめ〜ヒットを生み出す企画力:秋元康さん
のアンコール放送がされています。

チグハグ

ゲストの秋元康さんと、聞き手の勝間和代さんの話のズレ(“視点のズレ”)が面白いこのシリーズです。お二人の視点や考え方が随分と違うからこそおもしろい対談になっています。
第1回放送を聞いて思ったのが
勝間さん、秋元さんの話を聞いているのかなあ…?」でした。
そんな風に感じるくらい、勝間さんの訊き方(聞き方)がチグハグ。

言葉の端々に表れる

勝間さんは、ヒットメーカーとしての秋元さんに強い関心を持っておられるようで、とても分析したい対象のようです。

いろいろ秘密もあると思いますが、包み隠さずぜひ(教えて下さい)。
NHK教育の「仕事学のすすめ〜ヒットを生み出す企画力:秋元康さん」第1回
番組冒頭、インタビュー開始時の勝間さんの言葉。

もう少し私達にとって分りやすい「たとえ」ってありますか?
(同上、番組半ば、「気づきがあった場合に背中のリュックサックに入れる」という表現以外のたとえを求める勝間さんの言葉)

なかなか、勝間好みの勉強法を語らない秋元。
なんとか引き出そうと勝間は食い下がった。
(同上、番組ナレーション)

そして、ついに勝間好みの答えが聞けた。
(同上、番組ナレーション)

今回、勝間の驚異の粘りによって、次のノウハウが明らかになった。
  ・企画は生み出すものではなく、気づくもの
  ・毎日ひとつ「おもしろい」を発見し、人に話せ
  ・発想法を勉強するには「一行日記」
(同上、番組ナレーション)

  「勉強もトレーニングもしない」
  「僕は勝間さんとは全然違う人間だと思います」
と繰り返す秋元さん。勝間さんの食い下がりに、「勝間さん好みに」脚本を書くようにして、秋元さんはアドリブで「ノウハウ風に」答えられたのではないか?と思いました。その位、お二人は違う!

全部まとめてくれる

(勝間さんは)言わんとすることを全部まとめてくれるんですよ
(同上、番組最後の秋元さんの言葉)

この秋元さんとのシリーズでは、その勝間さんの能力「打てば響くような頭の回転の良さ」を少し押さえておいて欲しかったなあ…です。
子どもの話の途中で、「それって、こういことでしょ?」とお母さんが話を取っていってしまいそうになる…そんな風な展開の第1回目でした。