夢でもいいから持ちたいものは
夢でもいいから持ちたいものは
金のなる木と良い女房
というものが都々逸にあるそうです。
この都々逸を知ったのは八代目林家正蔵さんの落語「中村仲蔵」。
NHKラジオの放送で聞いてから、今繰り返し楽しんでいます。
繰り返し聞いても飽きない。
話し方も内容もよくて、どこに何に惹かれるのか知りたくて気づきたくて
何度も聞いているような感じです。
この落語「中村仲蔵」の主人公仲蔵とその妻お岸の短いやりとりから
私の妄想は膨らみます。
落語では妻のお岸をよく出来た女房と褒めていますが、それよりもなによりも
この夫婦に普段から会話があったこと、互いの話に耳を傾けていたことを想像します。
でなければ、あの展開のつじつまが合いません。
仲蔵とお岸は良いパートナーどうしだったのでしょう。
よくでき、よく練られ、よく語られたお話は聞き手の脳を心を刺激します。
夢でもいいから持ちたいものは
金のなる木といいパートナー