フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

布団の中でATM

私は毎晩「布団の中でATM」(以下、「布団ATM」)をしています。私は、何事も三日坊主、根気・継続性がありません。「これから、毎朝早起きするぞ!」と思っても、早起きするために「毎晩早く寝る」だけで、肝心の起床の方はできず。「ラジオ英会話を続ける…

脳のサイクル(4/4)

フェルデンクライスのレッスンの後、私の場合「視覚」「聴覚」「嗅覚」に変化があると書きましたが、もうひとつあります。「平衡感覚」の変化です。今のところ私は、ATMでは床に横になって、FIでは「テーブル」と呼ばれるベッドの上に寝てレッスンを受けるこ…

脳のサイクル(3/4)

フェルデンクライスのATM(Awareness Through Movement:動きを通した気づき)やFI(Functional Integration:機能的統合)という2種類のレッスンを受けて変わるのは「見える世界」だけではありません。私の場合、「視覚」以外に、「聴覚」「嗅覚」にも変化が…

脳のサイクル(2/4)

「養老孟司&茂木健一郎の『天才脳』の育て方」18頁に 運動として出力されたものが、再び五感によって入力されるということです。たとえば、体の向きを少しでも変えると、そのつど見える世界が変化していきます。 とあります。養老孟司さんは、例として「体…

脳のサイクル(1/4)

養老孟司&茂木健一郎の「天才脳」の育て方 (AC MOOK)作者: 養老孟司,茂木健一郎,NHK科学大好き土よう塾出版社/メーカー: アスコム発売日: 2006/11/09メディア: 大型本購入: 3人 クリック: 6回この商品を含むブログ (4件) を見るからの引用です。 脳には3つ…

身構え反射

今回’08春・京都ワークショップでは、必要以上に「身構えている自分」に気づき大変ショックでした。動きの指示の声を聞き、動いていく、いや動こうとする前の瞬間にもう身構える私の体。その瞬間ごとに「これ(=反応)、どうしよう?…」と思い続けていまし…

‘08春・京都ワークショップで気づいたこと

4月20日(日)に参加したフェルデンクライス・京都ワークショップで一番気づいたことは、どんなにいつも私は構えて(身構えて)いるか、です。正直なところ、ここまでひどく身構えているとは想像していませんでしたからショックです。 講師の安井武さんが出…

ハバさん(Dr. Chave Shelhav)の「教則本」

2008年4月19・20日のフェルデンクライス・京都ワークショップでは、 ハバ・シェルハブさん(Dr. Chave Shelhav Ph.D.)の本 “ A guide to Awareness Through Movement ”― 18 Lessons based on the Feldenkrais method ― を使ってATMレッスンが行われました。…

164畳 ― 仁和寺ワークショップ

フェルデンクライス・京都ワークショップは、仁和寺内にある宿坊「御室会館」大広間で行われる。この大広間は164畳あるらしい。少し細めの体育館のような広さ。昨日20日のワークショップ参加者は40名。一人に4畳分の空間があることになる。 上下左右に隣合う…

体温調節をこまめに

ATMレッスンを受ける時は、体温調節をこまめにした方が良いと思う。そのために、体温調節できる衣類・敷物・その他の準備を。 レッスンのとらえ方によって、必死に動いた結果「体温が上昇→暑い」となったり、内観をしていて「体温が上がらず→寒い」となる ま…

'08春・京都ワークショップ ― 始まると

4月20日(日)の予想最高気温は20度。「今日は、そんなに寒い思いをせずにレッスンを受けられるなあ」と安心していた。外はよく晴れて明るく、「暖かい一日」と感じさせる。(気温が実際何度まで上がったのか知らない)でも、フェルデンクライス・京都ワーク…

'08春・京都ワークショップ ― 20日当日の朝

今春のフェルデンクライス京都ワークショップは、4月19日(土)・20日(日)。場所はいつもの仁和寺、講師は安井武さん。 昨日19日は終日曇りで、日中の最高気温も16度位までしか上がらなかった。今日は「晴」マークが並び、予想最高気温は20度。(大広間の…

覚えている人、いない人

コンピュータにない脳特有の機能とは、記憶すべきことを「自主的に」「無意識に」判断できること。同じ出来事を共有しても、覚えている人とそうでない人がいるのはそのためです。 そして、その中でも特に大切な記憶は、思い出すたびに編集し、都合よく書き換…

「中村軒」の麦代餅

京都の桂離宮前に和菓子の中村軒がある。「麦代餅」(「むぎてもち」と読む)で有名な和菓子店だ。店内で食べることも出来る。麦代餅一つ、お花見団子一串、からでもお店で食べられる。 この茶店でいただく、美味しいお菓子、菓子と共に出される2種類のお茶…

「リンク集」にupしました−安井武さんHP・藤井里佳さんHP−

★★先日4月14日(月)藤井里佳さんより、フェルデンクライスWest JapanのHP URLリンクの許可をいただきました。 ●藤井里佳さん ・フェルデンクライスWest Japan 主宰者 ・FPTP京都(京都フェルデンクライス指導者養成コース)を主催 これまで主催されてきたワ…

強化学習の回路(ATM編)

ドーパミンによる強化学習のサイクルが回ることで、人間の脳は変わっていく。 これは年齢には関係なく何歳になっても同じことが起こります。 (「脳を活かす勉強法」茂木健一郎 著 22頁より) 脳を活かす勉強法 奇跡の「強化学習」作者: 茂木健一郎出版社/メ…

FIで脳内火花

FPTP京都(京都フェルデンクライス指導者養成コース)の第3セグメント(2008年1月2日〜15日)で、ロビー・オフィアー氏(Mr. Robbie D. Ofir)のFIレッスンを受けた。 [ロビー・オフィアー氏:FPTP京都の講師。「FIの名手」と呼ばれている] [FI = Functional Int…

『自分を生かす古武術の心得』(3/3)

多田容子さんの最新作を読んで、私の身体が実感、共感、反応した理由 言語的な説明に優れている 私の身体が本の中で説明される動きを知っている 著者と同性である 3.著者と同性である 「武術」「整体」「指圧」「身体術」「能」「フェルデンクライス」…もこ…

『自分を生かす古武術の心得』(2/3)

多田さんの最新作を読んで、私の身体が実感、共感、反応した理由 言語的な説明に優れている 私の身体が本の中で説明される動きを知っている 著者と同性である 2.私の身体が動きを知っている ・「中心軸を感じて」 ・「魚の群れがその向きを一斉に変えるよう…

『自分を生かす古武術の心得』(1/3)

自分を生かす古武術の心得 (集英社新書 429H)作者: 多田容子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/02/15メディア: 新書 クリック: 6回この商品を含むブログ (21件) を見るこれまで読んだ「古武術」「整体」「指圧」「身体術」「身体操作」関係の本では、私の…

身体が知らないことは

内田樹さんの本私の身体は頭がいい (文春文庫)作者: 内田樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/09/04メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 26回この商品を含むブログ (43件) を見るにあった一文だと思うが(私はこの書名が大好き!元は、橋本治さんの本の…

プラクティショナーとクライアント

・ 料理人と食べる人 ・ 小説家と読者 ・ 医者と患者 ・ 政治家と評論家 ・ レッスンを行う人とレッスンを受ける人 …… と、人の立場はアウトプットする側とインプットする側に分かれる。そして、その両者の間を行き来する対象(料理・小説・病気・手腕・効果…

ATMと感謝の気持ち

ATM(Awareness Through Movement)レッスン中、不思議なことに、どういうわけか感謝の気持ちが起こってくる。(動きの内容が複雑なレッスンでは現れない=その余裕がない)体を動かし、体を感じながら、前後の脈絡なく、ふわ〜っと「ありがたいなあ」という…

『心をひらく体のレッスン』

心をひらく体のレッスン―フェルデンクライスの自己開発法作者: モーシェフェルデンクライス,安井武出版社/メーカー: 一光社発売日: 2001/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (22件) を見る去年2007年4月にFPTP京都が開講以後、…

フェルデンクライスを説明したい

・ラジオ英会話も、ウォーキングも、三日坊主未満 ・根気なし、持続力なし、移り気 ・作文・感想文・小論文・レポートetc、大嫌い ・過去に日記をつけたのは小学3年夏休みの宿題だけ そんな私がなんと!(なんとか)ブログを続けている。 ブログを書き始め…

短い時間じゃダメなのか?

FPTP京都初年度の第2セグメント(2007年8月1〜15日)で、期間中の5日間夜6時から8時半までの公開ワークショップが開かれた。講師は「FI(Functional Integration)の名手」ロビー・オフィアー氏(Mr. Robbie D. Ofir)である。 そのワークショップに参加した…

自転車に乗ることに似て

FPTP京都で、講師の口から何度も出る言葉。 フェルデンクライスは「治療」ではありません フェルデンクライス・プラクティショナーになるべく、現在コースで学んでいる私達は、もちろんプラクティショナーではない。プラクティショナーではないが、今すぐク…

「治療」じゃない

〜 フェルデンクライス・メソッドはマッサージでもヒーリングでも治療でもありません 〜 この言葉はFPTP京都(京都フェルデンクライス指導者養成コース)で何度も耳にする。私達コース生は、毎回これを聞くたび「???」である。 ATM(Awareness Through Mo…

カラダを通して考える

朝日新聞(朝刊)に連載中のコラム「CM天気図」で、執筆者の天野祐吉さんがパルコの春のキャンペーンCMを紹介されている。(2008年4月1日付)そのCMのコピーが良い、とのこと。 さあ、カラダを使って考えよう。 この記事を読んで、やっぱり、フェルデンクラ…

浅い呼吸(2/2)

FPTP京都第3セグメント(’08.01.02〜15)後、しばらく「柔らかいお腹」でいられたと思う。柔らかい、といっても脱力しているのではない。弾力のある、つきたてのお餅のような柔らかさ。(実際の私のお腹が「お餅」様の柔らかさであったかは怪しい…)常時柔ら…