フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

ATMと感謝の気持ち

ATMAwareness Through Movement)レッスン中、不思議なことに、どういうわけか感謝の気持ちが起こってくる。(動きの内容が複雑なレッスンでは現れない=その余裕がない)体を動かし、体を感じながら、前後の脈絡なく、ふわ〜っと「ありがたいなあ」という気持ちが浮かんでくる。
フェルデンクライスのATMレッスンでは、動きの指示に耳を傾けながら、自分の体を動かし、体の内部を・動きを感じることに集中する。レッスンが始まって10−20分位は、心身ともにざわついて、浮き足立っている。脳内もバタバタしている。 レッスンが進み、内部感覚への集中が高まることと並行して、気持ち(感情)が落ち着いてくる。やがて、感情の水面が「凪いだ」ような感じになる。すると、「ありがたいなあ」が顔を出し始める。
勤務先の上司、同僚、家族、講習会の仲間、FPTP京都の主催者・講師陣・お手伝いするメンバー、本の著者・翻訳者、訪問先のお年より、現在関係している人・過去に関係した人、故人……が、直接的・間接的に私に見せてくださっている・示してくださった行動に対して「ありがたいなあ」と思う。自分一人で生きているんじゃないんだ、関係性の中で生きているんだ、と思う。
ATMでの
体の気づきは子供時代を思い出させ、うれしく、
気持ち(心)の気づきは他者と自分との関係性を振り返るきっかけとなり、またうれしい。
そして、心身ともに静かで穏やかになる。