フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

2015-01-01から1年間の記事一覧

専門的な話の前にアタマをゆるめる効果

「鼻のせいかもしれません」 (黄川田徹/著、ヨシタケシンスケ/画、筑摩書房) ヨシタケシンスケさんの絵ひ惹かれて手に取った一冊。 構成がとても良く、著者お二人が伝えたい内容がよくわかります。 (ヨシタケシンスケさんは絵+αなご担当です) 本は3…

動きの学習はつづく

フェルデンクライス指導者養成コースを受講中 たくさんのグループレッスン(ATM)*1を受けました。 いろいろなタイプのレッスンがあり、 レッスンを通して、自分の得意不得意がはっきりします。 「このレッスンはいろいろ発見がある!」 「苦しいだけで、こ…

ほんとーにわかってない・・・似たもの夫婦

思春期を過ぎた頃からだったと思います。 両親のやりとりや行動を見たり聞いて 「ど〜して相手のことがわかんないんだろ??」 と不思議に思っていました。 これは今も続いています。 特に「それをしたら(言ったら)相手はいやがる(不快になる)」 そんな…

アナタが正しいです

ハイ!アナタが正しいです! 突然私の口をついて出てきたこの言葉。 「アナタ」とは「身体」のこと。 この言葉を聞いた私の脳内では 「(一体誰が言ってるんだ)?」 「やっとわかったか〜!」 「ホントかな?」 という声がしています。 歯を治療中の私は、…

脳内会話は弾む(参加人数不明)

フェルデンクライス・メソッドを学び始めて丸10年経ちました。 飽き性の私にしては、ほんと長続きしています。 いや、そもそも飽きがこない。いつまでも面白い。 毎日、レッスンをしているわけではないのですが 今の私が「これかな?」と思う動きや観察を 日…

輪っかをぐるぐる(フィードバックループというらしい)

動く→感じる→考える→試す(動く)→感じる→考える… フェルデンクライス・メソッドのグループレッスンでは この「輪っか」をぐるぐる回します。 ただ、動きが ・速い ・力が要る ・負担がかかる姿勢 だったりすると「輪っか」が作れません。 「輪っか」の始ま…

見る目の高さが上がっていく

「一〇三歳になってわかったこと」 篠田桃紅・著 幻冬舎刊 今を生きていらっしゃる方が書いた本だと感じました。 仕事柄、多くの高齢者に接し、お話をたくさん聞いてきましたが その方々とは違う視点を感じます。 ナニがちがうんだろ? 篠田さんの言葉は、身…

「好きなことは後回し」の影響

食事時どういった順番で目の前に並ぶ料理を食べるか? 私は『苦手なものから食べ始めて、後で好きな物』です。 これは子供の頃、食が細かった私の「戦略」だったのですが このことが、今も私を縛っている…と本当に思います。 もうビックリするくらい、私の行…

情報量が少ない分、考える工夫する

フェルデンクライス・メソッドのグループレッスンでは BGMもないし、鏡もなし。 動きのお手本もなし。 おまけに寝転がったまま動くレッスンが多い。 何より身体(筋肉、動き)のパワーやスピード、柔軟性…を 求められない(問われない)のが私にとって楽。 …

分解は愉し

「分解してみました〜現代人のためのテクノロジー解体新書」 (トッド・マクラレン/著、金成希/翻訳 (株式会社パイ インターナショナル) 目にも頭にも好奇心にも楽しい一冊です! 空中にほうり投げたらバラバラに分解して落ちてきた… そんな瞬間をとらえ…

やっぱり図書館好き

近くの図書館、入口近くには小学校低学年向けの書棚。 奥へ進むにつれて学年が上がっていくような書棚のレイアウト。 書棚とは別に、靴を脱いでカーペットの上で読める 小さい子向けの絵本コーナーもあります。 文字がびっちり並ぶ本も良いのですが ふりがな…

おやつの時間に絵本

絵が美味しそう〜♪ 「和菓子のほん」 (中山圭子/文、阿部真由美/絵、福音館書店) 中川李枝子さん&山脇百合子さんコンビ☆ 「おやつ」 なかがわりえこ/文、やまわきゆりこ/絵、福音館書店 やっぱりカステラ! 「カステラ、カステラ!」 (明坂英二/文…

背中に見とれる

去年の5月、玄関先にやってきたツバメは ホバリングしながら 私に面と向かって口をめいっぱい開けて 鳴いて「アンタ!ちょっと邪魔しないでよ!」と訴える 実年齢は若いけれど、行動は中年女性っぽい 赤いバンダナを首に巻いたような胸元の赤い三角が目立つ…

過ぎたるは…ちがいを見失う

一生懸命すぎても 必死になり過ぎても 忙しすぎても 急ぎ過ぎても 苛立ちすぎても 落ちこみ過ぎても 動きすぎても 食べ過ぎても 音が大きすぎても 香りが強過ぎても …… いろいろな「過ぎる」が私の中や周りにあると いろいろな「ちがい」を感じることが難し…

身体との「対話」から「探検」へ

フェルデンクライス・メソッドのグループレッスンを受けていると 「身体と対話する」というより「身体を探検する」という イメージの方が最近は強くなっています。 以前は「対話型」だったので ふ〜ん、ここまで動くのはイヤなんだ なるほど、本当は無理があ…

睡眠効率をあげる

小学校入学してから、ずっとずっと考えていること。 睡眠たっぷりとっても スッキリしない(気持ちよく目覚めない) 「睡眠をたっぷりとる」は「睡眠時間が8時間」を指します。 小学生の頃から、朝スッキリ目覚めたことがない。 毎朝毎朝「え〜!?起きるの…

私の目と脳ミソは何にクラクラしてるのかにある?

いろんな色の花が咲いている庭を見ても くるくる飛び回るミツバチ達を見ていても びゅーっと低空飛行していくツバメを目で追いかけても 私の目も頭もくらくらしないのに いろんな色の商品が並ぶ商品棚やショーウィンドウ 駅に着いた電車から降りてくる人の波…

み〜かんの花かな♪

今の時季、外を歩くと、ふわっと少し甘さのあるような香りがします。 国道沿いの歩道や、人家の庭先、コンビニの駐車場で。 とても素敵な香りなので、その元が何処にあるのか キョロキョロあたりを見回し、花を探すのですが 見つかりません。 香りの出処をた…

その一言(態度)が二人の仲を左右する

「産褥期」(吉田紫磨子、KADOKAWA) でも一番嬉しかったのは、家事全般をやってくれたことより、オムツ替えをしてくれたことより、「夜中のオムツ替えは全部やるから、絶対起こして」と言ってくれたことです。実際にオムツ替えてくれるより嬉しい。 (「産…

レッスン後の私

フェルデンクライスの個人レッスンを受けた後 立ち上がり、室内を軽く歩いている時に 指導者やレッスン見学者から聞かれる言葉 「レイコさん(私の名前)らしい歩き方になってる」 「なんかレイコさんらしい雰囲気に変わった」 歩いている私は「???」 レ…

絵本のどこから不安はやってくる?

「わたしが外人だったころ」 (鶴見俊輔/著、福音館書店/刊、たくさんのふしぎ傑作集) 最近、気になっている佐々木マキさんの絵だったこと 「鶴見俊輔さんの文で絵本?」と気になって借りました。 柔らかい色使いに、柔らかい線、柔らかい塗り方。 濃い色…

わからないから探し続ける

四六時中ではないけれど、毎日ぽつぽつ フェルデンクライス・メソッドのことを考えています。 いえ、「メソッドについて」というより 「自分の身体について」考えているという方が正しいでしょう。 最近は腰痛も頭痛にも悩まされることは少なくなりましたが …

座っていることが苦手

座っているより立っている方が楽 椅子に腰かけているより畳の上に座っている方が楽 じっと立っているよりウロウロ歩いている方が楽 これらは本を読むときに特に感じることです。 「座る」という姿勢が私の身体にしっくりこないのか 読書中、30分と経たない…

重さは私の外に在る

自分の子ども時代のことや 夜9時前後の電車の中や駅改札口を通る子どもの姿を 思い出しながら読みました。 「息子の将来、だいじょうぶ?〜教育オンチが考える」 (細川貂々/著、平凡社/刊) 人間は仕組みを理解することで物事を覚えていく。 (中略) 逆…

制約が生むもの

買い物に行くと店頭に並ぶ商品の数・種類の多さに 目がチカチカ、頭はクラクラして、何より「選べない女」の私は あっという間に購買意欲をなくしトボトボ家に帰ります。 珍しい調味料や新商品、他府県メーカーの食材など 気になるものはいろいろあっても、…

エネルギーチャージは旬の食べ物から

野菜や果物の旬(一番美味しい時期)は 私が思う(願う)ほど長くはないことを最近よく思います。 「ウチの畑(庭、山)で採れたから」と頂戴したり 農家さんの軒先で買った野菜や果物を口にして 「もっと食べたい!」と私の身体が喜ぶ美味しさがあります。 …

父とトトロ

父は「となりのトトロ」がTVで放映されると見ています。 「また見てるの?」と言いながら どんな顔をして見ているのだろうと表情を窺うと 目元口元頬が緩んだ楽しそうな顔をしています。 トトロのお腹の上で飛び跳ねるシーンや 空を飛ぶ場面だけを見にTVのあ…

食欲と体力(体調)の関係

私は体調がパッとしないと、すぐ食欲にあらわれます。 食べる気がなくなってしまうのです。 「食べるより他のコトしてよ」と身体からの合図なのかどうか…。 「熱があっても、少々しんどくても 食欲があれば、食事ができたら回復が早い」 母が時々口にする言…

上手くできたレッスン

無理をすると 力技でねじふせようとすると 感じ、考えないと 適度に休まないと 必死に取り組むと 急ぐと 身体の軟らかさを過信していると …… 目的の動きができなかったり、後で身体の何処かが痛かったり 何よりおもしろくなくなる…のが フェルデンクライス・…

ゴボウとタワシを持ち代えて

利き手でない方の手(私の場合、左手)を使って 簡単な家事の動きをしてみると驚きがあります。 簡単な家事の動きの具体例 ・タワシを使ってゴボウの皮をこする ・炒める、お味噌をとく ・雑巾がけ ・ほうきで掃く、掃除機をかける etc ポイントは「どうする…