フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

制約が生むもの

買い物に行くと店頭に並ぶ商品の数・種類の多さに
目がチカチカ、頭はクラクラして、何より「選べない女」の私は
あっという間に購買意欲をなくしトボトボ家に帰ります。


珍しい調味料や新商品、他府県メーカーの食材など
気になるものはいろいろあっても、買えずにいるとどうなるか…。
冷蔵庫も乾物入れ、調味料棚も中はシンプルになります。
(別の言い方をすると「寂しい」庫内です)


手元にある材料&調味料でやりくりする中で気がついたこと。


あれ?これって子どもの頃、台所に立った時と似てる!?


小学校低学年のころ、
母のお手伝いでもなく遊びの延長のような感覚で
家にある材料と調味料、そして自分が知っている調理法を使って
「出来上がりは多分こうなるはず」と作り進めて
「結構いけてる♪」と一人で嬉しがっていた、あの感覚です。


子どもの私に馴染みのある材料と調理法はしれています。
そんな制約の中で、自分なりに考え予測し工夫しながら作っていく。
その感覚を思い出したのです。


  ジャガイモがいるんだ…
  バターで炒める…
  コンソメを使った方が…
  仕上げに生クリームかぁ…


レシピに書いてある材料も調味料もなかったのですが
「多分いけると思う…」と調理を進めたら上手くできました!
グリーンピースのポタージュ!


材料は、新玉ねぎ、グリーンピース、水、牛乳。
味付けは塩だけ。


新鮮な食材2種:玉ねぎとグリーンピースに助けられた
というのが本当のところです。


どんな味に仕上がるかドキドキしながら
その一方で「絶対大丈夫!」と変な自信を持ちながら
自分の目で見た舌で感じた小さな記憶だけをたよりに
フライパンを握っていた子どもの頃に戻った気分になりました。