『自分を生かす古武術の心得』(3/3)
多田容子さんの最新作を読んで、私の身体が実感、共感、反応した理由
- 言語的な説明に優れている
- 私の身体が本の中で説明される動きを知っている
- 著者と同性である
3.著者と同性である
「武術」「整体」「指圧」「身体術」「能」「フェルデンクライス」…もこれまで読んできた本の著者は全員男性。
ところが、『自分を生かす古武術の心得』の著者、多田さんは女性。
そして、外反母趾・肩こり・腰痛持ち、という身体面が似ている。(それらに対する考え、解消の仕方も似ていた)
また、
大声で怒鳴るばかりや、単純な繰り返しを求める指導をされることが多いために)運動が好きなのに、ずっと運動部などのスポーツの世界に入れなかった。
という点も似ている。
同性云々というより、要するにこれまで読んだ関係本に比べ、ずっと親近感を覚えたということなのだ。
多田さんの本を読んで、私の身体は反応していたが、感情面でも大いに同感していた。知的な部分、身体、感情と全身で読め、とてもわくわくして、頭も身体も気持ちも楽しんでいた。
今の私にとって、すてきなタイミングで出会った本だと思う。この本を読んだことで、FPTP京都2年目への良い刺激になったし、仕事や養成コースに関して戸惑っていた気持ちに別の見方を得ることができたと思う。