フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

FIで脳内火花

FPTP京都(京都フェルデンクライス指導者養成コース)の第3セグメント(2008年1月2日〜15日)で、ロビー・オフィアー氏(Mr. Robbie D. Ofir)のFIレッスンを受けた。
[ロビー・オフィアー氏:FPTP京都の講師。「FIの名手」と呼ばれている]
[FI = Functional Integration : 機能的統合]
[授業の一環で、基本的に各セグメントに1回、講師によるFIレッスンを受ける]


レッスン中も、レッスン後も、いろいろなことを感じ、これまでにない感覚に出合ったり、それらをきっかけに考え続けたり…と私にとって大きな影響があった。(その影響は今も続いている)
30‐40分間のレッスン中、連続して色々な感覚が押し寄せ、記憶・思考とつながり、脳内のあちらこちらで、火花が散るような感じだった。
ところが、ロビーさんの意図を探ったり、私の身体に置かれたロビーさんの手の意味を解釈をしようとすると、パッパッパッパッパッパッパ…と次から次へとリレーのようについていた火花が一瞬にして全て消えてしまう。だから、ただひたすらロビーさんの手を感じることに集中していた。(ATMレッスンなら自分の身体の動きや内部感覚を意識するが、それもほとんどしなかった)
すると、集中して意識を向けていた「感覚」よりも、「記憶」や「思考」が浮かびあがってきた。レッスン前まで思い出すことがなかった記憶や、言葉の形になっていなかった思考の断片が一挙に結びつく。
ラクティショナーの手を通し、身体の動きを通して感覚を得、その感覚を通して、何かを気づいていく。
あの日のレッスンで、私の脳の中で一度に大量の情報が行き交ったのだろう。丸3ヶ月経った今も、レッスン中とレッスン後しばらくの間に生じた感覚・記憶・発見に整理がつかないままでいる。