フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

短い時間じゃダメなのか?

FPTP京都初年度の第2セグメント(2007年8月1〜15日)で、期間中の5日間夜6時から8時半までの公開ワークショップが開かれた。講師は「FI(Functional Integration)の名手」ロビー・オフィアー氏(Mr. Robbie D. Ofir)である。
そのワークショップに参加したクラスメイト(FPTP京都コース生)が口にした疑問。

どうして、FIに時間をかけるのか?


夜ワークショップ、ある日の光景
ロビーさんの「FIがどんなものか体験してみたい人」の呼びかけに、ワークショップ参加者のほとんどが手を挙げた。希望者が多いので、一人につき3−5分だけ、ロビーさんはFIの手技(肩関節へのアプローチ)を披露。ショートFI体験の感想
・すごく、肩が軽くなった。
・肩周りが楽になった。
・肩が動かしやすくなった。


クラスメイトの疑問
あんなに短い時間に、さささっと肩に触れて動かしただけなのに、確かに私達の肩はすごく軽く、楽になった(すぐに効果が現れた)
日中の講義で、ロビーさんは「Homeを探してください」「Explore(探索)してください」…と私達受講生に何度も言う。(*「探す」には時間がかかる)そしてFI実演授業では、ロビーさんはとても丁寧にクライアント役の受講生の体に手を触れ、動かしていく。
でも、あんなに短時間に、さささっと触って動かしただけで、あれだけの効果が出るのなら、
・なぜ、わざわざ時間をかけて「Homeさがし」や「Explore(探索)」する必要があるのか?(=短時間で効果出る方法があるのに)
・どうして「短時間で済む」手技を教えないのだろう?(=それを教えてよ!)


私の仮説
たとえその時効果があったとしても、「短時間」のFIでは、クライアントの『学習』(学び)に結びつかないからではないか?
フェルデンクライスは治療でもマッサージでもストレッチでもヒーリングでもありません
なのだから。