脳のサイクル(1/4)
からの引用です。
脳には3つの機能があります。「入力」「計算」「出力」の3つです。「視覚」「聴覚」「触覚」「味覚」「嗅覚」の五感を働かせて脳に情報を送り込むのが「入力」。自分がどのよう運動したらいいのか、その判断のために情報を処理するのが「計算」。そして、計算にもとづいて行動することが「出力」です。脳からの出力は筋肉を動かす信号、つまり「運動」しかありません。言葉を発するのも、顔の表情を動かすのも、すべて筋肉の動きによるものです。
ここで大事なのは、運動として出力されたものが、再び五感によって入力されるということです。たとえば、体の向きを少しでも変えると、そのつど見える世界が変化していきます。
すると、五感のひとつである視覚の入力情報も、それだけ変化したり増えたりするわけです。そうすると、それに反応して体がまた動きます。つまり、そうやって脳の3つの働きは「入力→計算→出力→入力→計算→……」というサイクルを延々と形づくっているのです。
次に私用に整理します
●脳の機能:入力・計算・出力
- 入力:脳に情報を送り込む
( 情報の取り入れ口:五感 = 視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚 )
- 計算:判断するために情報を処理する
( 判断する目的:自分がどのよう運動したらいいのか )
- 出力:計算にもとづき、筋肉を動かす信号を出す
( 行動・出力の担い手:筋肉の動き=運動 )
●脳のサイクル:入力→計算→出力→入力→計算→……
(−つづくー)