フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

脳のサイクル(1/4)

からの引用です。

 脳には3つの機能があります。「入力」「計算」「出力」の3つです。「視覚」「聴覚」「触覚」「味覚」「嗅覚」の五感を働かせて脳に情報を送り込むのが「入力」。自分がどのよう運動したらいいのか、その判断のために情報を処理するのが「計算」。そして、計算にもとづいて行動することが「出力」です。脳からの出力は筋肉を動かす信号、つまり「運動」しかありません。言葉を発するのも、顔の表情を動かすのも、すべて筋肉の動きによるものです。


 ここで大事なのは、運動として出力されたものが、再び五感によって入力されるということです。たとえば、体の向きを少しでも変えると、そのつど見える世界が変化していきます。

 
 すると、五感のひとつである視覚の入力情報も、それだけ変化したり増えたりするわけです。そうすると、それに反応して体がまた動きます。つまり、そうやって脳の3つの働きは「入力→計算→出力→入力→計算→……」というサイクルを延々と形づくっているのです。


(「養老孟司茂木健一郎の『天才脳』の育て方」18頁より)


次に私用に整理します

脳の機能:入力・計算・出力

  • 入力:脳に情報を送り込む

   ( 情報の取り入れ口:五感 = 視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚 )

  • 計算:判断するために情報を処理する

   ( 判断する目的:自分がどのよう運動したらいいのか )

  • 出力:計算にもとづき、筋肉を動かす信号を出す

   ( 行動・出力の担い手:筋肉の動き=運動 )
脳のサイクル:入力→計算→出力→入力→計算→……

(−つづくー)