フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

時間の不思議、レッスンの不思議

フェルデンクライスのグループレッスンを指導していると
参加者はそれぞれご自分の身体や内側の自分と対話し
私は私自身の内側と対話しています。


それぞれが並行して対話が進むようでもあり
ときに交差した瞬間を感じたり。


BGMも何もない静かな部屋の中で
私の動きを指示する声だけが流れていきます。
それらの言葉を私自身も耳にしながら、
私の内側で、あちらこちらで会話が浮かんでは消え…となっています。
会話の話題はいろいろ。決して定まりません。


レッスンが終わると、参加者は
ご自分の身体や感覚の変化に驚いたり喜んだり不思議がったり。
私は、私でセルフ・レッスンをしたような感覚になります。


こうした感覚がある時は
きまって時間の感覚が長〜くなっています。
30分しか過ぎていないのに、半日くらい過ごしたような。
そして、「モモ」の中のカメを思い出すのです。
モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)