席を変われば学びも変わる
専門学校に通っていた3年間
定期試験以外、座席を変わることはありませんでした。
別にどこに座ってもいいのです。
席順は決まっていなかったのですから。
それなのに、授業初日に座った場所から動こうとしませんでした。
その理由は「好みの場所だった」からです。
今なら「もったいないことをしてたのかも」と思います。
いつも同じ席に座り
教壇からの距離はいつもいっしょ
周りのメンバーもほとんどいっしょ。
席を変われば
・黒板の見え方
・先生の声の届き方
・クラスメートとの距離
など「学習環境」が変わり、授業に臨む態度も
クラスメートとの関係も変わっていたかもしれません。
こんな風に思うようになったのは
「根を生やしたように同じ場所(席)で授業を受けない」
「同じ人とばかりペアを組まない」
と、フェルデンクライスの講習で毎期言われ続けて
3年が経ったからです。
3年言われ続け、少しずつ実感しないと変わらないのです。
この春、学び始めた別の講座では
講習期間が短い分意識して席を変えています。
毎回少し緊張しますが、新しい席に適応しようとしている自分の
「けっこう必死な様子」をおもしろがっています。