フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

2005年と2012年の間には

身体から革命を起こす
「身体から革命を起こす」甲野善紀・田中聡/著、新潮社/刊
2005年春に買ったまま読まないでいて
2012年秋に中に書いてある「介護術」を試す気になる
試しただけでなく、本に書いてあることが出来たのは驚き♪


「2005年の私」と「2012年10月の私」はちがうことに気づきます。


仕事柄、以前から「介護術」に関心があり、講習会に参加もしていました。
甲野善紀さんが京大へこられた時には、
モデル(被介助者)になってヒョイと起こしていただいたことも。
ただ、各種講習会に参加しても「わかんない」の連続。
結局、仕事の現場では活かすことができないまま…。


それが、先日本を読んでいるうちに「もしかすると、わかるかも」と感じ
友人に頼んで試してみたのです。試した結果は「成功」!
本にある説明文と写真を見ながら、あれこれ試してできたのです。


これが2005年での場面なら成功しなかったでしょう。
2005年と2012年の間には、
・フェルデンクライスを学び
・気になるけれど理解できない一言を仲間からもらった
このことから、本を見て、自分の頭と身体で考えて
「(仰向け寝の人の)上体を起こす」が出来たのだと思います。


仲間からもらった気になる言葉とは

モーシェ(Moshe Feldenkrais:メソッド創始者)の
著作を読んだらわかるし
ATM(グループレッスン)の組み立てもそうやけど
フェルデンクライスのテーマは「体重移動」やで
(こんな内容だったと思います)

この「体重移動」が何のことなのか、さっぱりわからない。
わかんないけれど、とても引っ掛かる。


グループレッスンを受けながら
台所に立ちながら
電車で揺られながら
体重移動ってどういうことやろ?」と考え考えしている内に
ほんの少し何かをつかめそうな瞬間があり
そして、今回の「上体起こし」へとつながっていきます。


体重移動」については、まだまだこれからです。
学ぶ(勉強する)だけでは足りない。
仲間や誰か(何か)から「フック(引っ掛かる部分)」をもらって
自分の頭と身体で考えていくと、何かを見つけられるようです。