フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

身体は頭に先行〜タイミング


先週(10/6〜)体験した水中でのフェルデンクライス的な動き、
講師の方の口から何度か出た言葉が「タイミング」です。


はやく動くとね、タイミングを逃してしまう


私にはとても引っ掛かる言葉でした。
フェルデンクライスのグループレッスンでは
「ゆっくり」「小さく」動くことをアドバイスされることがあります。
私はこれを「自分の身体を感じるために」そのように動くのだ、と
解釈していました。
確かに、動きや身体を感じるために
急がず、慌てず、焦らず、ゆっくり動く…は大切なのだと思います。


講師の言葉「タイミング」に
 「え?!ゆっくり動くのは感じるためじゃないの?!
 「うん、わかるわかる。そうよね〜♪
この二つがほぼ同時に私の中にブクっと泡のように現れてきました。


疑問を抱いた「?!」は頭。
納得している「」は身体。
このギャップを埋めようと、頭がフル回転します。
が、頭だけで解決しないところが毎回おもしろい。


身体の納得「♪」を頭に伝えるためには
やはり、身体を使う(動かす)必要があるようです。
「身体を感じるため」から「タイミング」に
自分(頭)の注意を移して身体を動かすことを繰り返すと
2〜3日してようやく、頭も「?」から「♪」へと変化しました。


そして、もう一つおもしろいことは
身体の「♪」はイメージ化も言語化もされていないけれど
頭の「♪」は映像になって理解されるのです。(私の場合)
すると、他の場面での応用が利くようになります。
もう一歩進むと、言葉で説明できるようになります。


身体の当たり前を、頭(脳)に伝えるのは簡単ではありません。
それを「動きを使って」という視点(方法)が
フェルデンクライス・メソッドの大きな特徴なのかもしれません。


タイミング
はやくする(急ぐ、慌てる、焦る)と、私は見逃すようです。