フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

『テソーミ』と『ストレングス・ファインダー』

ほぼ日刊イトイ新聞」の『テソーミ』で手相観をしていたら、『ストレングス・ファインダー』(STRENGTHS FINDER)を思い出しました。質問にクリックしながらどんどん答えていくと、「自分だけのテーマ」が結果に出てくるというところが似ています。

『テソーミ』の「じぶんでテソーミ」は

  • 設問が10個あり、自分の右手のひらとにらめっこしながら答えをクリックしていきます。
  • 私の場合10分程度かかりました。

『ストレングス・ファインダー』は、

  • 180の質問に、決められた秒数以内で答えていきます。(時間内に答えられないと、自動的に次の設問に移ります)
  • 30〜40分かかった記憶があります。

どちらも、誰かから一方的に結果を知らされるものではなく、自分であーだこーだと質問の意味を考えたり、自分の内側を感じながら答えていき、その結果「自分だけのテーマ」が出てきます。
占いだと、私は自分の思いと違った結果が出た場合、「やり直す」「なかったことにする」「ラッキーな所だけ信じる」をしています。ところが、『テソーミ』も『ストレングス・ファインダー』も、

  • 欠点や弱点・短所・苦手・運気が下がるetcといったことより、
  • その人の強みや得意なこと・長所にスポットライトを当てているところが良いのです。

心配させたり不安がらせたりといったマイナス言葉は、どちらの「鑑定結果」にも出てきません。もちろん甘い言葉ばかりが並んでいるわけではありません。でも、自分の長所に光を当てられることで、鑑定結果に納得もするし、そこに含まれるアドバイスにも素直に気持ちを傾けることができます。

『テソーミ』の手相観(”Palm Reader”)の日笠雅水さんのリーディングシート(鑑定結果)を読んでいると、フェルデンクライスのATM(グループレッスン)での参加者への声の掛け方や、FI(個人レッスン)のインタビュー時の言葉を考えます。ATMティーチャーやプラクティショナーの言葉次第で、「気づき(awareness)」の範囲も質も変わってくるのですから。