フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

『赤ちゃんのからだBOOK』(小西行郎・小西薫/著)

赤ちゃんのからだBOOK

赤ちゃんのからだBOOK

フェルデンクライス・メソッドのATM(グループレッスン)の動きには、乳児の動きの発達をベースにしたものがたくさんあります。ATMやFI(個人レッスン)を通して動きの「赤ちゃん返り」をすることになります。
赤ちゃんが寝返りをうつことや、うつ伏せ寝で頭を持ち上げること・腕を使って上半身を起こすこと、ハイハイ…こうした動きがATMに含まれています。プラクティショナー(
フェルデンクライス教師)から言われないとそれと気づかないかもしれません。
大人になった今、先ほど挙げた動きをすることはなんでもありません。でもATMではそうした動きが意外と難しく感じます。また、そうした動きに体内部では複雑な神経や筋肉の連係があることを感じると大変驚きます。
この『赤ちゃんのからだBOOK』では動きの発達を含めた赤ちゃんのからだを、ひとつずつ見開き2頁で書かれています。どの項目も、かわいいイラストと共に「赤ちゃん・子供はほんとうに可愛い」という気持ちがあふれた小児科医お二人の文章が載っていて安心して読めます。(赤ちゃんのお母さん達を不安がらせるような「質問調」「脅し調」がありません)