フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

フェルデンクライス勉強会は進化する

おととい(2008.09.07)はフェルデンクライスの勉強会でした。夏の講習(2008.08.01〜15)が終わってはじめての集まりです。
前回の勉強会は7月の上旬。間に夏の講習会をはさんで、2ヶ月たった一昨日は7月と大きく変わっていました。


口を動かして何かについて話をするより、とにかく体を動かし、手を動かします。10:00から始めて17:00まで(!)、ATM(グループレッスン)をするか、FI練習(FI:個人レッスン)をするか、受け手になったり、プラクティショナー役になったり、ATM指導をしたり、観察者になったり。あまりに集中し夢中になっているので、お昼ご飯も忘れそうになります。


この雰囲気は以前とは明らかに違います。時間と場所を確保して集まっているけれど「今日は何する?」「何しよう?」「どういう風にしよう??」…だった7月までの勉強会との違いは、メンバーそれぞれが課題(テーマ)を持って参加していたことだと思います。
  私あの時のFI練習をしたい
  ATM指導をしてみたい
  あの動かし方がよく分からないから教えて欲しい
   etc…


そして、クライアント役(=受け手)、プラクティショナー役(=施術者/指導者)、観察者役それぞれが、変な表現ですが本当に“よく機能して”いました。
それぞれの役割を果たしていた、役割に集中していた、といったらいいでしょうか。例えば、クライアント役でFIを受けている時、「私だったらこうするな」や「その順番じゃなかったと思うけれど」「なるほどそういう風に動かせばいいんだ」というプラクティショナー役目線を持たず、ただ「受け手」に徹する。そして、その練習が終わった時点で、互いの感想・意見・疑問・確認を述べ合います。ATMやFIの練習中もその後の感想会も、その時間それぞれを参加メンバーが集中していてとても良い勉強会だったと思います。


FPTPFeldekrais Professional Training Program)の講習が進むにつれ、フェルデンクライスメソッドに対する気づきや学びが増え、同時に疑問や悩み・迷いも増えてきます。講習会と講習会の間の時間(長い場合約4ヶ月半の時間が空きます)を一人で過していたら悶々としていたかもしれません。それが『勉強会』に参加して、互いの悩みを語り、実際に身体を動かし練習をし、思いがけない気づきを得ることができます。
その勉強会そのものが進化していくことに、励まされます。