フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

『読書進化論−人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか』(勝間和代/著、小学館101新書)

勝間和代さんは『本が大好き』なんだ、ということがよく分かる本です。しかも、その『大好き』さが、「読むのが好き」「書くのが好き」だけに終わっていないところが最も勝間さんらしいと思います。自作を多くの読者に届けよう、とされていることをブログ記事から感じていましたが、今回この『読書進化論』を読んで、勝間さんはそこまでマーケティングされていたんだ!?と驚きました。ビジネス本を書いていらっしゃるから、というだけではない熱心さです。


【愛読者カード】風に書くと
1.この本を最初に何で知った?
勝間さんのブログ


2.購入動機
ブログで読んで気になっていた「文章の書き方」が載っていたから(第3章「書く」人も進化する)


3.感想
ちょうどいい収穫時期に枝からもいだ果実をパッと口に入れた時に感じる新鮮さがある本です。
この感覚は、勝間さんのブログをチェックし、出版される本や連載を順に読んでいるためにもたら されるものかもしれません。
また、少しオフ会風というか、居酒屋で(?)勝間さんが気楽に話されているのをそばで聞いているような雰囲気があって、いつも以上に読みやすかったです。


4.この本の中のどの部分を活用するか?

  勝間式「相手がわかりやすく読みやすく書く」ための4つの技術
    技術1「自分の事例」「アンソロジー形式」を利用して、親しみを持たせる
    技術2「役に立つフレーズ」を必ず入れ、読書だけに体験を閉じない
    技術3「共通体験」や「流通していることば」を使って行動を促す
    技術4「コンテンツ力」と「編集力」で進化していく
     (『読書進化論』135頁)

この部分を読むと、どうして勝間さんの著作が

  • わかりやすく読みやすく
  • ワクワクしてきて
  • アクションを起こしたくなる

のかがわかります。私はブログを毎日更新しているので、この4点を意識していきたいと思います。


5.その他
参考書籍・URLや巻末資料がいつものようにしっかり載っているので、大変ありがたいです。(関係頁に付箋を張り付けたり、メモに書き出さなくて済むので、中断することなくどんどん読み進めることができます)

勝間和代著作一覧(12頁)を見て、第1作『インディでいこう!−ナチュラル&インディペンデントな生き方実践ガイド』(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)が2006年1月の出版だったとは意外でした。当時、「どうしてこんな表紙にしたんだろう!?」と表紙から受ける印象と内容とのギャップが気になってしかたがありませんでした。あれから5,6年経っていると思っていましたが、錯覚でした。そう錯覚させるほど、勝間さんがどんどん進化されているのでしょう。
感心するだけじゃなくて、私も【ちまちまと部分部分を改良して】いくぞー!(【ちまちま…】は勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan8頁より)