フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

BOOK LOVERS − フェルデンクライスメソッドを学ぶ理由 :干場弓子さんのお話から−

私がフェルデンクライスメソッドを学び続けている理由の一つが「視点が変わる」「感動がある」からなのかもしれない、と気づいたのは、J‐WAVE Brandnew-J“BOOK LOVERS”で干場弓子さんの話を聞いた時です。

   物事は視点が変わることで発見がされる
   全てそこにあるけれど、どの視点から見るかで発見される
   これまでと違った見方ができれば、行動が起これば、
   その人の明日が変わるかもしれない
    “BOOK LOVERS ”vol.12・10/16(木)放送)

   人は視点が変わると感動する
   感動して初めて行動を起こす
    “BOOK LOVERS ”vol.13・10/17(金)放送)


腰痛・頭痛・肩こりetcで私を振り回し続けている自分の身体を「変えたい」と思ったことが、フェルデンクライスメソッドのレッスン(ATMAwareness Through Movement=動きを通した気づき、グループレッスン)を受けるきっかけでした。


レッスン後、

  • 動きの質と姿勢が変わり
  • その変化に驚き(感動)
  • 物の見方や感じ方も変わり(視点が変わる)
  • 人にやわらかく接することができた(行動が変わる)

ということが起こったのです。(翌日〜1週間続く)


こうしたことは、薬をのんだり、カウンセリングに通ったり、鍼灸を受けたり、ボディワークを受けた時とは違う体験です。痛みがなくなり身体が楽になる、そうした変化に驚くのは同じです。でも身体が楽になってその上「視点が変わる」「行動が変わる」ことはありません。


思い通りにならない、私の邪魔をする「私の身体」を変えたくて始めたフェルデンクライスメソッド。変えなきゃいけないのは「私の身体」だけでなく「私の物の見方・感じ方・考え方・行動」らしい、とレッスンを通して感じ始めます。


こうした「気づき“awareness”」は、「何々しないといけない」「何々すべき」といった脅迫・強制とは無縁のものです。自分の身体を動かし自分の裡から湧いてくるので、自分自身を動かす強さを持っています。

「自分の身体」を持て余し、お荷物のように感じていた私にとって

  • 身体に対する視点が変わる
  • 自分の身体の発見

は大変な感動です。(時々、感動が強すぎて笑い出します)
身体は24時間自分と共に「ある」のに、カバーが掛かっていてよく分からないから不安・恐怖・混乱の元になりがち。それが、レッスンを通してそのカバー少しずつ外していくことができるようなのです。


身体を通した新しい視点の発見は、強烈な感動(気持ちの動き)を引き起こす
発見が多いほど、選択の幅も広がる
選択の幅が広がれば、行動を起こしやすくなる
行動が変われば、習慣や人との関係が変わり、人生が変わるかもしれない


発見」は、私にとって子どもの遊びのように理屈なく面白いのです。
フェルデンクライスメソッドを学び続ける理由はここにあります。