フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

正しくは… −“武井正子先生ご出演のNHK教育TV「福祉ネットワーク」”

と張り切ってブログ記事を書いて、どういう風に武井正子先生が紹介されるのか?とワクワクしていました。


1月29日(木)お昼に再放送された『福祉ネットワーク−“公開すこやか長寿”』を見ました。
ここでもまた(!)私は【おっちょこちょい】【決めつけ】【思い込み】【先入観】をくりかえしていることが判明。


記事タイトルを改めるとこうなります。

日本フェルデンクライス協会 会長の武井正子さんご出演
NHK教育TV『福祉ネットワーク:公開すこやか長寿』

30分間の番組でしたが、一度も『フェルデンクライス』の『フェ』の字も出てきませんでした。私の記事をきっかけに、「フェルデンクライスメソッドがTVで紹介される!」と番組をご覧になられた方、すみませんでした。


番組では『フェルデンクライス』という言葉は出てきませんでしたが、武井正子さんご指導の“動き”の土台はフェルデンクライスのものだと思います。

福祉ネットワーク』の「公開すこやか長寿」は、毎回各地を訪問し健康体操を学んでもらうという内容のようです。この回は高知県四万十市西土佐地区・西土佐ふれあいホールでの収録でした。


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番組の内容
今回のテーマ:しなやかに動いて元気づくり「背骨をしなやかに動かすコツ」
前半:お話と実技
1) お話:身体の使い方に気づく
背骨の使い方についてのお話です。
頚椎・胸椎・腰椎全ての骨を使って動いていたらいいのですが…。
実際に、「右を向いてください」と言われて動くと、首の骨だけしか動かしていません。
(会場のみなさんが、「右向いて→正面向いて→左向いて→正面にもどる」動きをされる)


2) 実技:

  • 「ネコのようにしなやかに」 : 背骨を「Cの字」「Cの鏡文字」にする動き
  • 「ブランコのレッスン」 : 背骨を反らしたり、丸めたりする動き
  • 「ゆりかごのレッスン」 : 「ネコ」と「ブランコ」のレッスンを組み合わせて、楽に立ち上がる動き
  • 「ふり向くネコのレッスン」 : 骨盤の回転もつかってふり向く動き


インタビュー:ゲストの藤田弓子さん(女優)へのインタビュー


後半:運動量を上げた音楽に合わせた体操


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番組の前半部分が、フェルデンクライスメソッドに関係しています。
「気づく」ための、レッスンのポイントとして

できるだけゆっくり動く
力を使わないで小さく動く
おだやかな呼吸
身体のつながりを感じながら動く

を上げていらっしゃいました。これはフェルデンクライスでも口酸っぱくして言われることですね。


番組をみながら、FPTP京都フェルデンクライス指導者養成コースの第5セグメント(’08年8月)で、ハヴァ・シェルハヴさんMs. Chava Shelhav
がおっしゃっていた話を思い出します。

フェルデンクライスメソッドを紹介する時に
いつも広い場所と、床に敷くマットがあるわけじゃありません。
寝て動くレッスン以外のレッスンが必要な時もあります。
大きく腕を動かすスペースがない場合もあります。
そこで、今日のレッスンを紹介しました。
(’08.08.14椅子に腰掛けたままで動くATMをした時に)

いろいろな姿勢でのATMレッスンを経験しておくと良いようです。
「身体の使い方に気づく」には、やはり安定した姿勢が重要です。それからいうと、「寝て動く」レッスンの方がずっといいなあ、と番組の公開放送に参加された方々の動きを見て思いました。
(「西土佐ふれあいホール」の大ホールに折りたたみ椅子を並べたのが収録会場でした)
(折りたたみ椅子は、椅子脚が固定されていない上、座面も不安定です)


そして、「いろいろな言葉で伝える」練習も必要のようです。今回武井正子さんは、舞台上で具体的な動きを見せながら、説明されていました。それでも、会場の方々(70〜80歳台が7割)の動きを見ていると本当にいろいろです。レッスンの動きの意図を伝えるために、言葉のバリエーション(言い換え)が要ります。しかもライブで。


私のまとめ
・ATMレッスンの回数・種類を増やそう
・話ことばを訓練しよう
・“参照の動き”は重要