フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

「苦手」と「嫌い」のあいだ

私は小学生の頃から作文・絵が苦手でした。
何を書いたら(描いたら)いいのか、どう書いたら(描いたら)いいのか分かりません。夏休みの宿題『絵日記』は、“苦手”ダブルパンチで毎日頭を抱えていた記憶があります。


思ったこと感じたことを書けばいい
見た通りに描けばいい
と“指導”され、その通りにしようとするのですが、かえって混乱します。


そもそも「自分が何を思っているのか/感じているのか」よくわかっていませんでした。また、「見た通りに描く」方法を知っていたら、周りのクラスメートが色を塗り始めているのに、私の画用紙は真っ白なまま、ということもなかったでしょう。


私の作文・絵は、上手でないけれどメチャクチャ(やけくそ)にしているのでもない。「先生に目をかけてもらう(誉められる)」も「先生の手を焼く(怒られる)」のどちらもない「放ったらかし」レベルです。その証拠(?)に、小学校から高校まで5段階評価で「3」でした。このことが幸いしたのでしょう、私の「苦手」は「嫌い」に結びつきませんでした。授業や宿題でのそれらを時に苦痛に感じていても、遊びでする分には楽しんでいました。なので、たとえ授業でも「遊び」の要素を含んだものだと苦手意識はどこかへ飛んで、長い作文も絵もそれなりにこなしていたように思います。今思うと、遊びは「評価」されないからですね。


そんな私が、ブログを毎日更新し続けることができているのは、子どもの遊びのように好き勝手しているからかもしれません。そして遊びに必要な「工夫」の余地がブログにはたくさんあるからかもしれません。