フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

ペンギン腕歩き

以前から、ペンギンのように腕を振って歩く女性(特に10〜20代)が不思議でした。2〜3割を占めているような感覚があります(詳しく数えたわけではありません)

お年よりが、背中が曲がり、体の柔軟性が小さくなって、腕を振りながら歩いているのはわかるのですが、背中が伸びている、体も柔らかそうな若い女性達が、腕を振りふり歩いているのを見ると「どうしてかな?」と思います。
なんだか不自然なのです。

ペンギン腕」は、
  ・肘が伸びたままで
  ・腕が少し後ろにあり
  ・手のひらは少し後ろを向いて
  ・腕の開き具合が20度位
  ・前後に振る(後ろ>前)
です。


4月も下旬になり、爽やかな季節を迎え、街行く女性が薄着になって、やっとわかりました。

肩甲骨が全く動いていない!!

私の少し前を歩く20代後半のペンギン女性を見て、初めて腑に落ちました。彼女が、体にフィットした、パステルカラーの薄いカットソーを着ていたからわかったことです。


腕を前後に振って歩く、急ぎ足の彼女の肩甲骨は、肋骨にペッタリ張り付いたままです。


身体のどこかが固まって動かないと、
その代わりにどこかが「必死に」動いているのですね。


本で読み、講義で聞き、頭で「そういうこと」を知っていて、ATMやFIレッスンで内部感覚的に知っていても、「わかったぁ〜!!」はまったく別物です。

昨日のフェルデンクライスメソッドの講義で、フランク・ワイルドマン博士がおっしゃった

「学び」は、
いつ訪れるかわからない

です。