フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

信頼感はどこから生まれる?

FPTP京都*1で、2007年夏にロビー・オフィアーさん(Robie Ofir)、クリス・ランバートさん(Chris Lambert)さんにお会いし、その講義を聞き、実技を見、態度や言動に触れて以来

信頼
誠実さ

について、毎セグメント(=学期)考えています。特に、お二人からFIレッスン*2を受けてからは、より一層そうしたことを考えつづけています。

からだで感じる信頼

お二人にお会いして早い時期に「この方たちは信頼できる」と“からだ”で感じました。私は普段、誰かのことを「信頼できる」「信頼できない」で見ているわけではありません。「気が合う」「気が合わない」や「好き」「きらい」で見ていることがほとんどで、「信頼」面ではありません。
それが、ロビーさんとクリスさんの場合、お二人の態度や行動を見ていて、ある日ふと、お腹のあたりから「この方たちは信頼できる」と湧いてきたかたから不思議です。

信頼と安心感

お二人のFIレッスンを受けて、自分の内面に深くもぐっていくことができるのも、この「信頼感」があるからだと思います。そして、この他者への信頼感を元に(きっかけに)、「自己への信頼」を見つめるのがFIレッスンの一面だと考えています。


ラクティショナーへの信頼がないと、安心感がない(少ない)。
安心感が少ないと、「私」はそちら(不安・おそれ・緊張)への対応に忙しくて、「内面の私」に向きあうことが難しくなります。安心感の下で「内面の私」に向き合えた時、はじめて「自分への信頼度」を見つめることができます。
見つめて、何かを感じたり気づいたりした時点がゴールではありません。
そこからスタートです。
(ここで、もう一人の私が「うっそ〜!?」と叫び声をあげます)


  ・他者への信頼、自己への信頼はどこから生まれるのか?
  ・なにがあるから信頼するのか?
  ・信頼できないのはなぜか?


この春も、改めて考えさせられました。

*1:FPTP京都
京都・フェルデンクライス指導者養成コース

*2:FIレッスン:
フェルデンクライスメソッドの個人レッスン
Functional Integration=機能的統合、の略
手で直接、クライアントの身体に触れたり動かして行う