フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

わかってくれたかなあ?

私の身体は、時々モノを言います。
先日のフェルデンクライス・グループレッスンでのこと。少し複雑な動きの内容に、頭がフル回転しています。そして、動きの指示は
 ・右脚
 ・左脚
 ・左手
 ・首
 ・骨盤
 ・肋骨
 ・背骨
へと向けられます。それらの部分を、いつもより複雑に組み合わせて動かす内容でした。


そして、レッスンの途中の休み(動きをストップして、楽な姿勢で休む)に、「このレッスンの目的は何だろう?」と考えていたら、突然声が聞こえてきました。

ねぇ、ワタシは何するの?

床に置かれたままの、右腕がしゃべっています。
びっくりして、思わず右を見てしまいました。


フェルデンクライスのレッスンでは、身体の左右どちらか一方だけを動かすことがあります。このレッスンも、左右均等ではないタイプのものでした。でも、右腕(手)以外の部分には、動きの指示や「気づき」のアドバイスがされています。右腕だけが床の上でほったらかしにされていました。
だからでしょう、右腕が口をきいたのは。


私の返事、

特に何もしなくていいみたいよ。
もしかして退屈?

右腕は黙ってしまいました。
他の部分の動きを邪魔しないで、「何もしない」でいることは、結構大切なレッスンのポイントなのですが、わかってくれたかなあ?