フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

バービー人形から寅さんに

昨日のフェルデンクライス勉強会でのこと。
グループレッスンの内容次第(自分の気持ち次第)で、こんなにレッスン後の感覚・変化が違うものか、と驚きました。

【レッスンA】
  イメージをしながら
  動きそのものも小さく・少ない
  身体の感覚を高めていく
  少し複雑な印象のある
  時間が長め(約55分間)
  私好みのレッスン

【レッスンB】
  手足の位置(形)を変えながら
  具体的に動いていく
  動きに複雑さのないシンプルなタイプ
  時間が短め(約30分間)
  私の苦手な動き(=仰向け寝で頭を持ち上げる)のレッスン

AとBのレッスンは、短い休憩をはさんで続けてしたのですが、A・Bそれぞれの「レッスン中」「レッスン後」の私の肉体的・心理的落差の大きいこと!!

レッスン中

【レッスンA】
  「このレッスン良いわ〜♪
  どんどん気持ちが落ち着き
  自分の中に深く潜っていく感覚があり
  気づきが多かった

【レッスンB】
  「うわ〜、このレッスンめっちゃくちゃ苦手(嫌い)
  「苦手」の文字が頭を占拠
  苦手意識を取り除くことに必死
  レッスン半ばまで集中できず

レッスン後…

【レッスンA】
  お尻がキュッと引き締まり
  腰高で、身長も高くなり、もちろん小顔
  バービー人形のような体型
  足の運びもモデル風
バービー ベストモデルズ オン ロケーション:モンテ カルロ バービー J0944 (ピンクラベル)

【レッスンB】
  胴長短足になり
  寅さんのような感じ(顔も大きくなった)
  おいちゃん達と喧嘩し店を出て行くふてくされた寅さんの歩き方
第32作 男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎 HDリマスター版 [DVD]

感情ひとつで

好き嫌いという感情でこれほど影響を受けるとは…。
感情ひとつで、レッスン中の時間の過し方が変わってくるのです。
あまりにギャップがあるので、レッスンBの途中、自分が滑稽に感じられたほどです。滑稽に感じた時から、「苦手」にフォーカスするのをやめて、「違い」を感じる・考えるようにしたのですが、その時間が短かったのでしょう。出来上がったのは「ふてくされた寅さん」でした。


モデルのような体型と姿勢・歩き方から、ふてくされた寅さんへ。その間に大きく横たわっているのは、レッスン内容より、私の「感情」「意識」のようです。