フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

「自己プロデュース力」と「アイデアのつくり方」の共通点

島田紳助さんの「自己プロデュース力」が「アイデアのつくり方」に似ていると先日書きました
自己プロデュース力 (ヨシモトブックス)  アイデアのつくり方
先ず、店頭で手にした時、その本の薄さと文字量が似ていると感じ、そして読み終わった時、「その考え方(公式)を公開する姿勢」が似ていると思いました。でも、この二冊の作者の「姿勢」の何が共通しているのか思い出せません。
もう一度「アイデアのつくり方」を読み直しました。(*まえがきを含めても、本文は45頁、1頁30字×12行=360字、と大変短い本のです)

自分でみつけだしたこの貴重な公式を
なぜ私が惜しげもなく公表するのかとおたずねになるなら……
……だからこの公式は、大いに吹聴したからといって
私がくらしをたてている市場に
イデアマンの供給過多が起こるというような
実際上の危惧はまずない。
(「アイデアのつくり方」18‐19頁)
(ジェームズ・W・ヤング/著、今井茂雄/訳、阪急コミュニケーションズ)

この部分を読んで「自己プロデュース力」の一文を思い出しました。紳助さんが吉本興業の後輩(NSCの生徒)を前に特別限定授業をした時、何度か口にされていた『まねできひんやろけどな』と同じことだなと。


どちらの著者も、難しいことは何も書いて(話して)いません。
内容はとても具体的です。そして、共通するのが次の3点です。
  A)自分が見つけだした「公式」を紹介する
  B)「公式」はそのものはとてもシンプル
  C)「公式」を公開しても(自分の立場が脅かされるような)実際上の心配はない


TV番組の中で、紳助さんが若手芸人・タレントへ言っていたもう一つのセリフを思い出しました。

なあ、
お前ら、努力してるか?