フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

いいとこ取り

寒くなる前に、冬が来る前に、毎朝・毎晩せっせとフェルデンクライス・メソッドのレッスンをしています。
寒くなった時、床暖房もガス温風ヒーターもない我が家で、床の上に寝てレッスンすれば、
  A)ロクに動けない
  (モコモコに着込んでいるから)
  B)風邪を引いてしまう
  (“イメージレッスン”をすれば)
  C)そもそも、集中できない
  (寒いので、身体が「安心」していません)
なので、冬眠する前のクマのように、せっせと身体と頭にレッスンを蓄えています。(レッスンって“蓄え”られるのかなあ??)


    



毎日のグループレッスンで、脳と身体・運動神経と感覚神経をフル回転させるからか、脳容量のほとんどがそれで占められている感じがします。他のことを考える余裕がなくなるものの、レッスンを通して集中し、気持ちは比較的落ち着くので、なんだか楽です。


この感覚は、ごはんを食べるのを忘れて遊び続けていた子ども時代に少し似ています。自分が今興味ある遊びに集中して、あれもこれも手を出すなんてしなくなる。
  ・遊びに必要な動きができるようにしたり
  ・遊びを面白くする工夫をしたり
  ・新しく遊びに加わる子に説明したり
  ・


日中ガ〜っと遊んで、夕飯をバ〜っと食べて、時間がきたらコテンと寝る。子ども時代当り前だったこれらのことが、実は心身にとってとても楽なことかも、思い始めています。あれもこれもと考えないし手も出さないから、脳も心も浮つかないで済みます。子どもは本来自然と「選択と集中」をしているようです。(今は、「おけいこ事」など、大人の理論で“あれもこれも”を押し付けられ、自己選択や集中がしにくい環境になっていますが)


大人って経験を積んだ分、子どもに比べて賢くないのかもしれません。
大人の経験と子どもの賢さ、いいとこ取りを模索中です。