フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

電気毛布実験〜脳内処理には優先順位がある

昨日(11/29)の勉強会に、参加者の一人が「電気敷き毛布」を持参。


◆寒さ対策
会場は暖房が十分でないかもしれません。
【寒さ対策】をして来て下さいね♪
◆実験の機会
今回は『ATM大会』と銘打ってますが
レッスン指導以外に
 ・実験
 ・確認
 ・質問
 ・探索
の場でもあります。
何か試してみたいこと、疑問などあれば、持ってきて下さい♪


という私からのメッセージに応えてくださったものです。
その実験に私が参加しました。

寝ると寒い

勉強会の会場の暖房は効いています。椅子に座っていると寒さを感じません。ところが、マットの上に寝てフェルデンクライスのレッスンを始めてしばらくすると・・・寒い・・・。
私の頭は、レッスンの動きに感じるより「寒い」でいっぱいです。別に、歯がカチカチ震えるほど寒いわけではないのです。身体がブルっと震えるのでもありません。「寒いなあ」と感知した程度のことなのに。
レッスンの指導を聞いて身体を動かすことは出来ます。でも、頭の中の「感じる」部門は「寒い」で忙しいようです。

脳はアレコレできない

おもしろいことに、頭は同時に色々なことは感じられないようです。感覚面で不快さが入ってくると、もうそれだけで「開店休業」状態になる。他のことが感じにくくなる。
身体は動くし、考えられるから一見「大丈夫」なように錯覚しますが、感じられなくなっています。


午前中のレッスンで寒さに振り回された私は、午後“電気毛布実験”に参加します。温度設定を「中」にして、レッスン開始。実験効果はすぐに表れました。寒さを感じないことがどれだけ「感じる」「気づき」に大切か。

いつも快適を保証されるわけじゃないけれど

私にとっての快適さを、いつもどこでも得られるわけじゃないけれど、少なくともフェルデンクライスのレッスンでは、自分で工夫して「環境を整える」必要があります。
  ・頑張って動かない
  ・必死になって動かない
  ・痛みを感じる程無理しない
と同時に、環境を整えることも大切です。「痛み」「寒さ」「違和感」などで脳を忙しくさせないために。
私達は
  ・感じる(入力)
  ・動く(出力)
  ・考える/思う
は同時に出来ても、「感じる」を複数同時にはできないようです。(優先順位がある)