それに負けてしまいなさい
古代ギリシャ七賢のひとりタレスは
何が一番難しいかと問われて
「自分を知ること」といったそうだ。
では容易なことは?と聞かれ
「他人に忠告すること」と答えたという
(2009年12月1日付朝日新聞朝刊「天声人語」より)
とあるのを読んで
自分を知ることも難しいけれど
自分を変えることはもっと難しい
とブツブツ。
レッスンを通して気づく「弱み」
フェルデンクライスのレッスンを通して、自分を知る(一部を)ことがあります。この時の“自分”というのは、私の場合「強み」より「弱み」です。薄ぼんやりと感じていたり、全く気付かないでいた自分の「弱み」を、レッスンで
ガンっ ボンっ
と突きつけられたり、見せられたり…。
その唐突さに私自身はびっくりするのですが、どうも私の身体&脳の一部は知っていたらしく
ほーら、やっぱりね
と納得している様子です。
「弱み」にどこかで納得している自分がいるからか、とんでもなく落ち込んだりすることはありません。ただ、「やっぱりそこに手をつける必要があるか…」と課題を見せられたように感じます。
それに負けてしまいなさい
一昨日(11/29)のフェルデンクライス勉強会で、この「弱み」をまた突きつけられるシーンがありました。自分としては「変わってきた」「変化した」つもりでいたのですが、全然変わっていない。その事実に落ち込んでしまいました。
そんな私のぼやきメールに勉強会仲間から返事が
ブログ「フェルデンクライスな部屋」で出会った言葉をReikoさんに
あなたの中に本当の弱さを見つけて、
それに負けてしまいなさい。
そこにあなたの才能を生かす道があります。
負けられない自分がいるから、「弱み」に苦労するのかもしれません。