フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

セクシー度アップ〜レッスン効果は人それぞれ

先日の勉強会でのこと。
 横座りで
 片手を床に着き
 もう一方の手を頭のてっぺんにおいて 
 首を側屈させる動き
のフェルデンクライスのレッスンを指導しました。
この動き、実は苦手…。でも、自分が苦手なレッスンでも指導することで何か気づいたり分るかもしれない、と敢えて選びました。


指導するには、やはり何度か自分でレッスンの動きをする必要があります。
「苦手」意識をなだめすかしながら、寒い我が家でレッスンです。
何がどうだから苦手と感じているのか?を探るために、初めて鏡を使って自分の動きをチェックしました。普段レッスンでは「視覚」を動きのチェックのために使うことはありません。目を閉じて視覚情報を減らすことで、脳にすきまを作ってレッスンを受けます。

脳は子どもっぽい

鏡を見ながら動いたことで、何が起こったか?
苦手意識が少し減って、脳が考えだした
のです。おもしろいですね。
それまでは「苦手…苦手…この動き苦手…」が頭の中で渦巻いていたのですが。
内部感覚に偏り過ぎるあまり頭の中で「違和感」「不快さ」「痛さ」がクローズアップされていて、結果「苦手」となっていたのです。ところが、鏡の中の自分を見ることでそうした「注意が削がれ」、脳が動きの工夫をし始めました。
まるで、小さな子が親の前では甘えて駄々をこねていたのが、同じ年格好の子どもの存在に気づいた途端、態度が変わるのに似ています。(他人の目を意識する)
脳は随分と子どもっぽいようです。

セクシー度up

おもしろいことがもう一つ。
勉強会のメンバーの一人は、このレッスンを受けた後
その歩き姿が「ラテン系」に変身していました!
女性らしさとセクシーさが何でもない動きにこぼれています。
リズミカルで、すぐにでもサンバを踊れそうな脚・股関節・腰に大変身。
レッスン効果がどういう形でいつ出てくるか、人それぞれなのですね。