フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

アウトプットは使える〜木村政雄さんの記事から

…どの知識と入れ替え、どのようにして活かすか。
それを自分自身ではっきり知るには
アウトプットしかありません。
「アウトプットで鍛える」仕事力「肩書に隠れない」木村政雄が語る仕事[2]
2009年12月20日朝日新聞

この2ヶ月で実感・痛感していることがまさしくこれです。
アウトプットしたことで初めて、
  1)適切さ
  2)いけてる部分・いけてない部分
  3)私の癖
が“露呈”します。


1)適切かどうか?
アウトプットすることで、自分の持つ知識や経験が“今の私(この場面での私)”にマッチしているかどうかがわかります。
過去の成功(失敗)体験に基づいて、選択し行動していきます。でも、その選択が適切なのかどうかはアウトプットしてみないと検証できないのです。


2)いけてる?いけてない?
本人はよーく計画して熟考し準備したつもりでも、実際の場面でそれらを出してみないと良いのか・悪いのか・今ひとつなのか分かりません。アウトプットする直前までは「いけてる!」と自信たっぷりだったのに、アウトプットした瞬間「全然アカンやん…」と即自覚できたりする。アウトプットすることで、見る目が変わるようです。


3)私の癖&習慣
自分の癖・習慣なんて空気のようで自覚することができません。または「こんなの当り前でしょ?」と自分の中で設定していても、現実は「非常識」だったり。いろいろな場面に身を置き、反応し、表現することで、どこまでが自分の癖で、何が自分の個性なのかを少し知ることができます。理屈ぬきのような「条件反射」になっている自分の癖・習慣が、アウトプットすることで「まな板の上に載る」ことになり自分の眼に晒されます。


この2ヶ月、初めてお会いする方々への自己紹介や会話を通して、透明人間のような自分自身の輪郭の一部を見つけたり見たりすることができました。初対面で、年齢も背景も全く異なる方々とのコミュニケーションは、フェルデンクライス・メソッドのボディ・スキャンのように、特別なことではないのに刺激的です。ボディ・スキャンを通して、自分の今の身体・感覚やレッスン後の変化を知ることができるように、コミュニケーションを通して自分を・自分の変化を知ることができます。

…その外に出していくアウトプットの判断に
実は今のあなたの力や個性が表れてきます。


 人からも見えるようになるわけですから
いいの悪いの、できるやつだのたいしたことないだのと
自分への判断材料を露呈してしまうことになるでしょう。
しかしそれが何よりも重要だと思いますね。
(上述の記事より)

  他人からも判断できる材料
  自分自身も使えるかもしれない材料
露呈することになるのが「アウトプット」です。
表に出てこない限り、それは「存在しない」のです。