フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

姿勢矯正タオル

「姿勢が悪い」と私が言われ始めたのは、小学校入学前あたりかもしれません。この頃から「文字を書く」ということが始まります。昨日、実験をしながらふと思っていました。

姿勢矯正タオルを試す

私の姿勢&文字を書く時の特徴
  ・猫背
  ・ペンを持つ人差し指が反るほど強く握りしめる
  ・右下がりの文字
  ・体を左に傾けて手元を覗き込むように書く
  ・時間が経つと体がグニャっとしてくる
  ・すぐに脚を組みたくなる
実験
   右坐骨の下にタオルを敷いて、少し高くする
結果
  ・ペンの握りしめ:「反る」程強く握らなかった
  ・右下がりの文字:水平線が出てきた、右下がり度が小さくなった
  ・手元を覗き込んで書く:覗き込まない、頭は高い位置にキープ
  ・体がグニャっとしてくる:30分なんともなかった
  ・脚を組みたくなる:組む気が起こらない


右の坐骨の下に、適当な(自分にとって心地よい)厚みに調整したタオルを敷いただけです。(あくまで「私の体」の場合です)

カラダって一体なんなの??

というのが正直な感想です。私の体なのに、別人物のようです。
私の体は、私の頭とは別のシステムで動いている、そんな感じを改めて持ちました。(こういう感覚は、フェルデンクライスのレッスンを受けていると割と感じることです。でも、今回のように小さいころからずーっと振り回されてきた“姿勢”で、こういう反応が出てくるとちょっと腹が立ってきます)

竹の物差し効果なし

小学校低学年の頃は、30cmや50cmの竹の物差しを背中に入れられたりしましたが、一向に姿勢は良くなりません。学年が進むに従って猫背はひどくなるし、目は悪くなる(近視)し…。学年ごとの写真を見ていくと面白いのですが、高学年になるにつれて左右の目の間隔が開いていきます。「ヒラメ」のような顔になっています。妹に「お姉ちゃん、小さいころは可愛かったのにね」と言われる始末です。そして、ヒラメ顔になるのとほぼ同時期に眼鏡をかけるようになります。右目と左目の大きさも瞼もますます違ってきました。

  「背筋をピンとして」
  「胸を張って」
  「あごを引いて」
  etc…
いろいろ言われましたがどれも効果なし。
それをしようとすると逆に「しんどい」からです。
かといって「楽♪」と思っているグニャっとした姿勢が本当に楽か?というと決してそうではないので、更にグニャグニャと楽な姿勢探しが続いた揚句、やっぱりくたびれるのです。楽な姿勢をキープできないから、勉強するのも読書も長くできないし、集中もできません。いいところ30分〜1時間です。


それが、タオル一枚をお尻の下に敷くことであんなに変わるって…。
勘弁してよ〜。