フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

身体を観察するつもりはなかったのに〜2010年元旦の朝

今朝いつもの時間に外を歩くと
違う風景に出会います。

鳩もカラスも雀も見当たりません。
いつもなら鳥たちがいる田んぼに
白い猫がポツンといたりします。


昨日の大晦日なら車が走っていたのに
今朝は市バスがゆっくり時間調整しながら走るだけ。
散歩する人の姿も、クラブ活動に行く学生さんの姿も
外で遊ぶ子供の姿もありません。


太陽に照らされて、いつもよりはっきり見える西山を観ながら
ぼんやり歩いていると
突然、自分の左股関節(下肢)の動かし方が見えてきました。
面白い瞬間でした。
CG映像を見ているような錯覚をおぼえます。
自分の身体の動きの感覚(筋感覚)を
視覚でとらえたような感じです。
「分回し歩行」のような歩き方が頭の中に浮かびました。
小さくですが、左脚を外側へ振り回すようにして歩いています。
右脚にはない動きです。


動きをしばらく観察した後
今度は足裏で感じる感覚に重点を置いて歩いてみると…。
左膝の内側が痛くなってきました。
私が時々感じているあの痛みです。
身体はその時々で微調整しながら動いているようです。
その微調整が上手くいったり、パッとしなかったり。


具体的に感じることができる感覚なんて
ごく一部分なんだなあ〜、と改めて思います。
そんなことを感じる前に
身体は身体の段取りでとっとっと調整をしていく。
その自動調整に分け入る隙間を見つけるのが
フェルデンクライスのレッスンなのかもしれません。