フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

好みのお店

geko_sishibuhuo2010-08-06

写真は【京名菓 大極殿本舗】のカステラです。
カステラ本体じゃなく外側を写すって…
その包装紙のデザインやカラーテープ
大きさが好みだからです。

好みのデザイン

包装紙の図柄は大正時代(?)風の独特なもの。
和菓子屋さんのそれとは違います。
かと言って、洋菓子屋さんの図柄でもない。
京都の中心地にある、大正時代に建てられた商家や民家
或いは「大正モダン」と呼ばれる着物に似た
和洋折衷のバランスがとれたデザインに思えます。
また、クルッと巻いてキュッと結んであるだけの紐は
季節によって色が変わります。

お店の雰囲気も好み

大極殿の店舗(本店・六角店)で働く方々の
様子や雰囲気も好みです。
腰が据わっているというか、うわついていないというか
上っ面だけじゃないというか…
店内でアレコレ商品を見ていても
店員さん達から「見られている感」がありません。
もちろん「ほったらかし」とも違う。
先日書いた「花市」さんと似たお店の雰囲気です。

共通点

どちらのお店にも共通するのが
お店が「接客販売の場」であると同時に
「作業の場」でもあること。
(のれん一枚隔てた奥でお菓子を作っている等)
そして、作業されている方々も、挨拶されること。


こうして書いていると
街のパン屋さんや他の花屋さん
デパ地下のケーキ屋さんだって
「作業場」と「販売場」すぐ隣で同じじゃないか、と気づきます。でも、違う。ああしたお店の雰囲気は、調度品から生まれて来るものではなく、中で働く人達の雰囲気から生まれてくるものです。
品揃えや商品の配置、店内の壁や什器の色も決められているだろうユニクロでも、居心地の良い、落ち着いて商品を選べる店とそうでない店(時にはなぜかイライラする店)があります。その違いは、働く人達の雰囲気によるところが大きい。


じゃあ、働く人達の雰囲気というのは、どこから何から生まれるのか?花市さんや大極殿さんを訪れる度に考えます。