フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

根源的な笑い

昨夕は、クリスさん(Chris LambertさんFPTP京都・講師)の
個人レッスンを受けました。
講習会中、毎学期1回、個人レッスンを受けることが
コース・プログラムに含まれています。
良いレッスンを受けることが“学び”につながり、
良いプラクティショナーになるために必要ということなのでしょう。

ケタケタ

昨日のクリスさんとのレッスンは、「笑い」があふれていました。
お腹の底からの笑いやクスクス笑い、ニヤリ笑いetc
その中で、私にとって一番嬉しい笑いは「(乳幼児の)笑い」です。
この笑いは、今のところフェルデンクライスのレッスンでしか
出てこない種類のものです。


「(乳幼児の)笑い」は、
前後の文脈のズレから笑うといった「脳的笑い」ではなく、
笑っている本人何がおかしいのかよくわからない「身体的笑い」です。
だから、決して「お腹を抱えて大笑い」にはならない。
ケタケタと笑い始めて、スッと止まり、
また同じ(似た)刺激が来るとケタケタと笑います。

思い出す

レッスン途中に何度かケタケタと声を出して笑いながら
思い出した光景は、妹の笑いです。
妹が赤ん坊の頃、お風呂上がりに母に身体を拭いてもらっている時
頭にくっつきそうなくらい足を持ち上げられて
突然ケタケタと笑い出したことを思いだしました。
足が頭から離れ、普通に寝かせられた状態に戻ると
笑いはなくなります。
まるで、おもちゃのスイッチが入ったように
嬉しそうに笑い出す妹の様子に、私は「???」。
試しに私がしても同じように笑います。


  ・「いないいないバア〜」
  ・くすぐる
  ・微笑み掛ける
以外の働きかけにも笑うことを知りました。


それが、フェルデンクライスのレッスンを受けて
あの時の妹の笑いの中身を知ることが出来るとは思いませんでした。
(間違っているかもしれませんが)


いい大人の自分が、突然スイッチが入ったようにケタケタ笑い出し
しかも笑う前も後も全く恥ずかしがることがない。
脳がというより、身体が面白がって笑っています。


しかも、このケタケタ笑いには何か幸せな独特の感覚があります。
求めても狙っても得られるものではないものです。
そんな笑いが自分の中からまだ生まれてくること
失われていないことに気付くのは、レッスンの大きな喜びの一つです。


  学びもあり
  根源的な喜びもある
フェルデンクライス・メソッドは興味深いです。