フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

コアなスキルvsポータブルスキル

取引先の社員の方が「販売先」だったり「仕入先」だったりすると
自分の「お客さん」「下請け先」といったように上下関係で考えがち。


プロジェクトメンバーだから、自分を中心としたプロジェクトを皆さんと組んでいると考えた場合、どのようなスキルを自分が生かせばこのプロジェクトが一番上手くいくのかを考え続けると、自分のコアなスキルがポータブルスキルなのかよく分かってくる。逆にどの部分については、もっと取引先に任せなければいけないかということも明らかになってくる。


自社以外のメンバーも自分のメンバーとみなして役割分担をするのか。


こうしたことを意識していけばいくほど、自分のポータブルスキルは磨かれていく。
NHKラジオ第1・ラジオあさいちばん「水曜ビジネスコラム“私の仕事術”
(2010年10月6放送、勝間和代さん「ポータブルスキルをみにつけよう」)

どのようなスキルを自分が生かせば
このプロジェクトが一番上手くいくのかを考え続けると、
自分のコアなスキルがポータブルスキルなのかよく分かってくる。
この部分に納得です。

ワークショップを企画する中で

こんなことを改めて考えるようになったきっかけは、
ワークショップデザイナー育成プログラムの受講です。(大阪大学・3期)


年齢・性別・職業・動機も様々な30人が集まったこのプログラム。
 ・同じ会社やクラブ、団体に属する者どうしでもない
 ・仕入先や販売先といった関係でもない
 ・先輩後輩でもない

そんなメンバーが、限られた時間枠の中、会社や学校のように毎日(定期的に)顔をあわせるわけでもない、基地になる事務所の何もない中、ワークショップを企画し運営するのです。


この中で、私の場合
ワークショップ(プロジェクト)を成功させるためにどうしたらいいか?
と考えるより、
ワークショップを成功させるため自分が提供できるスキルは何か?
を考え、少し無理めに関わっていくと面白い、ということに気づき始めています。


何がおもしろいのか?

「自分のコアなスキルがポータブルスキルなのかよく分かってくる。」
とまではいきませんが、自分のコアなスキルの発見につながるからです。


内外からの強制も命令もなく、上下関係もない。
プロジェクトの進行は、楽しいことばかりでなく簡単でもありません。
そうした中で、考え工夫し続け、ちょっぴり悩み、
真剣に関わっていくからこそ見つかるものがあるようです。


自分から手を出す、足を出す、知恵をだす…とにかく具体的に動く
人の気づきや発見は、机の上だけ(アイデア)でなく
身体を通す(手足を動かす)ことから得られることを
このプログラムを通して感じています。


得難く、何よりおもしろい機会です。
今、一緒に取り組んでいるメンバーに感謝。