ほしいものはなんですか？（What would you like?）

「ほしいものはなんですか？」
益田ミリ／著、ミシマ社／刊

本の内容は、ミシマ社ＨＰへ→こちら

マンガの見出しは、頁をめくってもめくってもずっとずっと
「ほしいものはなんですか？」

益田ミリさんの絵と、漫画の内容と、続くその問いに
あっという間に「わかる、わかる」「そうそう」と
お気楽に相槌を打っていられなくなり、やがて
底の見えない深い井戸をのぞいているような…
重くはないけれど、暗いくて黒い輪郭のはっきりしない何かが
自分の中にボワっと浮かんだような感覚をおぼえました。

What would you like？

フェルデンクライス指導者養成プログラムで受けた
個人レッスンでの問いかけ

What would you like (to do)?

を思い出しました。とても難しい問いだと思います。

「そんなの、わかんな〜い」と開きなおりつつある今は
「ほしいもの」は分らなくても、「ほしくないもの」をはっきりさせよう、と
考えています。

ミア・シーガルさんのＷＳ中、
どこからともなく私の内側に飛び出てきた
「（身体と心が）“ご機嫌さん”でいる（楽に生きる）ことなんじゃ…ナイ？」
が、私にとっての「答えの一部かも」と思っています。