フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

頭は知らない、カラダのコト


写真をUpする時に気がつきました。
花びらに雨の滴がのっていることを。
携帯カメラの画面を見るのに必死で、花自身を少しも見ていなかった…
そして、花壇のそばをいつものように通り過ぎていただけなら、
雨の後の滴の存在にも気がつかなかったでしょう。
いつ、どこで、何に気づき、感じ、考えるかは不思議なものです。

知らないだけ

フェルデンクライスの個人レッスンを受けていると
身体って、そんな風にできている(動く)んだ〜
と驚くことがあります。驚いている主は「頭」です。
驚かれる方の「カラダ」は、「今更なにを…」とクールなまま。


頭と身体の間には、広く深い溝があると思っていたのですが
実は「頭が身体のことを知らないだけ」のようです。


この世に生れてからのわずかな経験をもとに、
頭は身体のことを「きっとこうだ」「こうに違いない!」と無邪気に決めつけ、
指示を出すからややこしくなる(と思います)。


朝、頭がまだボンヤリしている時に、布団の中でモゾモゾと
フェルデンクライスの動きをしていると頭がつぶやきます。

カラダノコト、シラナイ…

こうして頭が謙虚になり「こんな風に動ける?」とカラダに訊きはじめると
カラダは「こういうこと?」とヒョイと動いて見せてます。
カラダができる色々なことを、頭は知らないだけです。

そこに在るのに知らないだけ。