フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

遊びは育てる〜一緒にさぐる・探す

先日受けたフェルデンクライスの個人レッスンでのこと。
ラクティショナーさん(レッスン指導者)がめずらしく
  「そうそう、そんな感じ♪
  「苦手かな?と思ったけれど、できるじゃない♪
  「いい感じ♪
といった言葉をかけてくださいます。


すると、ほめられたような気分になって
レッスンがおもしろくなってきて、動きがどんどん変わっていきます。
(私の苦手な動きだったにも関わらず)


思わず
わ〜、ほめられるっていい感じ♪
子どもがほめられるとどんどん上達するのがわかる♪
と喜んだところ、プラクティショナーさんは
「『ほめない子育て』の方が良い、と最近聞いたけれど…」と
いつもと違う今回の方法に少し思案顔。


「ほめる子育て」
「ほめない子育て」
どちらの説(本)も詳しく聞いた(読んだ)ことがないので
何とも言えませんが、今回の個人レッスンのように
子どもが親(=プラクティショナー)と一緒に
試しながら、さぐりながら、探索しながら…進んでいくのであれば
そこに「ほめる」があることは、とても良いのではないかと思います。


レッスンを振り返って考えた時、
「ほめられた」ことが嬉しくて
もっと「ほめられたくて」動きが変わっていったのではなく
ラクティショナーからの提案を含めた「共同作業」が楽しくて、
  「じゃあ、こんな風にするのはどう?
  「こんなやり方も考えられる
と、自分からも(動くことで)提案するという
コミュニケーションがあったのが楽しかったのだと思います。


ですから、子育てという場面でも
親と子というタテのつながりでなく、
一緒に遊ぶ仲間というヨコのつながりでの「ほめる」であれば
その言葉はパワーを持ち、子どもが育つ(成長する)ことに
つながるのではないかと思います。


ラクティショナーの言葉・手
私の感覚・アイデア(頭)・身体(動き)
これらが皆で会話しながら遊んでいるようなレッスンでした。