フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

赤ちゃん時間〜ワークショップで感じたこと

10/8(土)〜10(月)の3日間は
センサリ・アウェアネスワークショップに参加していました。


その中でのこと。


参加者の中に赤ちゃんがいました♪
(「赤ちゃんと一緒に参加された方がいらっしゃいました」)
1-2週間前くらいに歩き始めたばかりの、8-9ヶ月(?)位の赤ちゃんです。

赤ちゃん時間 VS 大人時間

ワークを受けながら
赤ちゃんの声に耳を向けたり、様子を見て気がつきました。

赤ちゃん時間は短い!

  ・好奇心が向いた先に、関心をとどめておくことも
  ・眠ることも
  ・食べることも
  ・泣いたり笑ったりも
どの「行動」も短い。クルクルころころ切り替わります。
(TVのチャンネルをコロコロ変えるようなテンポ)


つい半年前まで、2時間おきに起きてミルクを飲む…
という生活をしていた赤ちゃんには、「1日」という時間がまだなく
大人とは異なる短い短い「1日」をいくつも積み重ねて
大きくなっていくのかもしれません。

「上手にたらかす」

そして、気がついたことがもう一つ。
明治・大正生まれのおばあちゃん達やうちの母が口にする
「(子育て、特に赤ちゃんは)上手にたらかさな」の意味です。
(「たらかす・たらす」子どもなどをすかしなだめる)


赤ちゃんのこのテンポ(行動と行動、好奇心と好奇心の隙間)を
うまく活かして、その関心や行動の向かう先を(親の思う方へ)向ける
そんな「子育てのスキル」なんだ、と。


そして、「(赤ちゃん・子どもを)たらかす」には
彼らを観察していないと出来ないのだ、と。


泣いている/ぐずる赤ちゃん(子ども)について
おばあちゃん達(子育て経験者)が子どもの母親に向かって言う

上手にたらかさな
もっと上手にたらかしたらな

という言葉の真の意味は
「子どもをよ〜ぉ見ときや(観察しておきなさい)」だと思います。