フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

赤ちゃんの「学びの姿勢(態度)」

映画「ベイビーズ」は、鑑賞後もいろいろと思うことが多い作品です。


フェルデンクライス・メソッド創始者
モーシェ・フェルデンクライス(Dr.Moshe Feldenkrais)は
赤ちゃんの学び(発達過程)からもヒントを得たと聞きます。


レッスンには、赤ちゃんの動きを真似たものがありますが
フェルデンクライス博士が注目したのは
動きより、彼らの「学ぶ姿勢」(学びのプロセス)です。


「学ぶ姿勢」といっても、生まれて一年と経たない赤ちゃんは
誰かから教わったわけでも、誰かを真似たわけでもありません。
だからこそ、博士も注目したのだと思います。


映画に登場する都市の赤ちゃんと自然の中に住む赤ちゃん。
「学ぶ姿勢」をより発揮できているのは後者の方だと思います。


適度にほったらかしにしてもらえていて
親(大人)からの手のかけかたも過剰でない
音も物も匂いも多くない。
何よりマイペース度が違う。(マイペースでいられる時間が長い)


おもちゃがなくても、自分の手足で十分遊んでいるし
退屈そうな顔もしていない。
自分の足指をなめたり、両手を合わせてパチパチしながら
その頭の中では何が進行しているのだろう?と思います。


動きの幼さ・未熟さという見た目だけで、
子どもを判断することは大きな間違いだと思います。


赤ちゃん&子どもが持つ「学びの態度」を
本当の意味で学びたいものです。