フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

確かに「地方」なんだけれど


地方:(2)首府以外の土地。いなか。「地方へ転勤する」⇔中央。

首府:その国の中央政府がおかれている都市。首都。

広辞苑、電子辞書版より)

講演会でのスピーカーの話
 「東京だと、コンビニとかで売ってるんですが、地方ではどうですか?」


ワークショップでの講師の話
 「東京では『○○』っていうんですが、こういうの地方ではありますか?」


ラジオ(全国放送)でのレポーターの話
 「地方発の音楽ビジネスとして期待されています」


こうした場面で「地方」という言葉を耳にすると
そこにいる自分が突然「のっぺらぼう」のような存在になってしまう…
そんな感覚を抱くことがよくあります。


目の前に、そこに住む来場者や参加者がいるのに「地方」??
スピーカーの前で、そこに暮らすリスナーが聞いているのに「地方」??


確かに首都じゃない場所での講演会、ビジネスなのですが、
「地方」と一言&ひとくくりして
「(首都じゃない)その他大勢」扱いにしなくてもいいのでは?


  「ここ愛媛ではいかがですか?」
  「岡山発の音楽ビジネスとして期待されます」


でいいのに。


1対1や3-4人で会話しているのに、目の前いる人の名前を呼ばず
「おたく」「そちら」…と言っているのに似ています。
(名前を失念していたら言わない方がいいくらい)


話者の、放送局の姿勢が見えてきます。