笑うだけでは能がない
NHKラジオ第1のニュース番組「NHKジャーナル」
(放送は毎週月〜金曜、夜22〜23時)
1時間の放送だからか、他の時間帯のニュース*1に比べ
内容が少し掘り下げられていたり、専門家による話が聞けたり
特集があったり…とニュースニュースしていないところが良いのです。
その「ニュースニュースしていない」一番の特徴は、
番組の最後に登場する(?)西垣ニュースデスクの駄洒落です。
毎日の放送で聞けるわけではありませんが、週に1度は聞けます。
ニュース番組、しかもNHKのラジオ第1で駄洒落。
朝7時「けさのニュース」担当の谷地アナウンサーや
夜7時「きょうのニュース」の出山アナウンサーと
駄洒落はどうにも結びつきませんし、番組の雰囲気に合いません。
ところが「NHKジャーナル」では西垣さんの駄洒落につられてか
キャスターの永井アナウンサーも駄洒落で返される日があります。
そういう日は、西垣さんの駄洒落に笑いながら
永井さんの返しに嬉しくなるのです。
(奥村キャスターのストレートな「どういう意味ですか?」も良いです)
で、気がついたこと。
私は駄洒落について笑う才能(?)はあるけれど
その駄洒落に言葉で返すことはできないな…、と。
笑う、という反応をすることは簡単だけれど、
駄洒落の内容に沿って、即言葉で返すというのは難しい。
番組放送の中で「ケタケタ笑う」だけではラジオの場合NG。
その反応では、リスナーに何も伝えていないのに等しくて
ラジオの場合、やはり「言葉」が要ることに気がついたのです。
だからでしょうか、作家や脚本家のインタビューをラジオで聞くと
彼らが何を考え感じているかがとてもよく伝わってきます。
普段「言葉」を駆使していらっしゃるからでしょう。
笑うだけじゃなく、ちょっと一言返せるようになりたいなぁ〜