違いがわかると不幸になる?
食べることが大好きな知人の言葉。
「本当に美味しいものを知ってる自分は不幸だ!」
この言葉を聞いた時「どうしてそれが不幸と結びつくんだろ??」
と不思議に思ってました。
それから十数年。
最近になって知人の言葉の意味を想像できるようになりました。
「美味しい」を知っている/わかる、ということは
「美味しくない」ものが即わかる!ということであるし
世の中に美味しいものがあふれているわけではないから
普段口にするものは「美味しくないもの」に占められてしまう
…確かに不幸かもしれません。
違いがわかる、ということは強力で大切なことであるけれど
視点を変えると、ちょっと不幸なのかもしれません。
それでも、美味しいもの・上質なものを知っていることの方を
選びます。