フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

筋肉は働き者 (4/4)

「夜中に働く脳」(=睡眠中に働く脳)の存在に、得した気分になった。昼間の講義やレッスンで学んできたこと・経験してきたことを、当日の夜に「脳」がせっせと復習している。しかもどうやら身体をもそもそ動かし、ATMまでやっている様子。そして「わかった!」という感じをもたらしてくれる。
この「わかった!」はとても強烈なもので、暗闇の中でフラッシュが光り、その瞬間、闇の中の光景が目に飛び込んでくるような感じである。
私の脳は毎晩せっせと働いてくれているのかもしれないが、残念なことに、毎晩出遭えるというものでもない。毎晩逢うことができたら、毎日少しずつ賢くなれるかもしれないのに。


「夜中に働く脳」の存在に気づき、よろこんでいたら、今度は「夜中にも働く筋肉」(=睡眠中に働く筋肉)を発見しびっくりした。
睡眠中、脳はその日にあった出来事を整理し、身体はその日の疲れを解消するべく休んでいるもの、と思っていた。ところが・・・
昼間同様働き続ける「筋肉たち」がいるのだ。本来、筋肉は命令がないと「働かない(動かない)」。では、夜中、一体誰が私の筋肉を動かしているのか?
「夜中に働く脳」がATMレッスンをする位である。この「脳」が命令主なのか?
「夜中・脳」が出来事を整理しながら、命令も出している可能性もある。
しかし、「夜中・筋」は単純に「スイッチの切り忘れ」で動き続けているように感じた。パソコンの電源がOnのまま、しかもスクリーン・セーバーも節電モードも設定していない状態に似ている。待機したまま。電気は流れたまま。


筋肉は動く時と同じように、休む時も、はっきりと「命令」しないといけないのだろう。あいまいなままでは、彼らの性格上(「動いてなんぼ」「縮んでナンボ」という働き者)、白黒はっきり(「動く」「休む」)させない限り、「夜も休まず働きますっ!」となるようだ。


ATMレッスンをすることで、筋肉への命令をきちんとOffにする(「休め」の命令をはっきりと出す)きっかけとなるらしい、と感じ始めているものの……
う〜ん……