フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

浅い呼吸(1/2)

ここ2,3週間、私の呼吸は浅い。昨日今日など、腹部が緊張している(筋肉痛を起こしている)から、なおのこと浅い。(浅いから緊張するのか?腹部を固めている[=緊張している]から呼吸が浅くなるのか?)
FPTP京都のATMレッスンで

  • 「お腹が柔らかいイメージをして…」
  • 「布袋さんのお腹をイメージして…」

という言葉掛けがあった。そうした時、ふんわりとお腹全体が柔らかくなった瞬間があり、同時にふわーっと空気がお腹に入ってきたことがあった。「空気ってお腹の下の方まで、入ってこれるんだ」と驚いた記憶がある。ただ、残念なことに、そうした柔らかいお腹はなかなか再現できず、いろいろイメージしてもあの時のように柔らかくならない。そして、ここしばらく、私のお腹は剣道の胴着を着けているような感じがする。呼吸しようとすると、「胴着」が邪魔をして膨らまないのだ。


呼吸が浅くなっている、なっていない、とを区別できるようになったのもフェルデンクライスを学ぶようになってからだ。「柔らかいお腹」を実感したことで、「呼吸の深さ」を知り、普段の「呼吸の浅さ」に気づいたのである。
「呼吸が浅い」といった言葉は、「東洋医学」「整体」「ボディワーク」関係の本で見る。確かに仕事上でもそうした人たちに接する。だが、自分自身のことになると「どういった状態なのか?」がよくわからなかった。


今の私の「浅い呼吸」は本当に浅い。
たとえば、30〜40cm位伸び縮みするようなアコーディオンが、1〜2cmしか動いていないようなもの。呼吸の場合、立体的に膨らんだり縮んだりするのだが、今の私は「平面的」だと感じる。今回、浅い呼吸に加えて、しょっちゅう「息を止めて」いるようだ。どうやら、30〜40cm位伸び縮みする(させる)より、1〜2cmしか動いていないものを止める方が簡単らしい。


呼吸なんて、空気みたいなもので、普通意識することはない。それが意識に上っていることがもう「普通」でないのかもしれない。そして、意識するからか、かえって硬く不自然な身体の動きになり、また意識し…。ああ、この輪から抜け出しにくい。