フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

受け手にもなる

geko_sishibuhuo2008-06-20


お年寄りが、ご自分の子供時代を思い出してのお話。

小さい頃、よくおばあちゃんに「ちょっと肩叩いてんか」て頼まれたわ。初めて肩叩きしたら、おばあちゃんに「そんなきつう叩いたら、痛いがな」て言われてな。加減がわからへんかったんやなあ。その後は、「この位やったら痛ない?」「ここ叩いたらええの?」と訊きもってしたなあ。

アンマさんがウチに来はったら、おばあちゃんの何処をどんな風に叩いたり揉んだりしたはるか、よう見てたな。その内、おばあちゃんも「痛い」って言わはらへんようになったわ。私の叩き方がうまなってたんかどうかは知らんけど。まあ、なんとか役にたってたんやろう。

そやけどな、実際自分が揉んでもらわんと、やっぱりうまならへんわ。してもらうと加減がわかる。
人がしたはるのを見て、自分もしてもろて、ほんで他人にせんとな。


フェルデンクライスのATM・FI練習を思い出しました。特にFIレッスンについては、Class FIで自分がレッスンを受け、あるいは見学し、FI練習で二人一組・三人一組になってパートナーと互いに練習しあう。お年寄りが話して下さった「見て・して・してもろて」となっています。