クリシュナムルティの本
これまでフェルデンクライス指導者養成コース(FPTP京都)の年3回春・夏・冬の講習が終わる度に読んでいたのは
- 作者: モーシェフェルデンクライス,安井武
- 出版社/メーカー: 一光社
- 発売日: 2001/10
- メディア: 単行本
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- 作者: ジッドゥクリシュナムルティ,Jiddu Krishnamurti,大野純一
- 出版社/メーカー: コスモスライブラリー
- 発売日: 2005/11/01
- メディア: 単行本
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ブックレット並の薄さで60頁ほどしかない本です。この本を繰り返し読んでいます。原文が優れているのか、日本語訳が良いのか分かりませんが、大変シンプルな言葉で書かれており、私にはわかりやすい一冊です。
私のブログタイトル「なにを読んでも なにを見ても聞いても フェルデンクライス」の通り、読書・映画鑑賞・会話etcから、何でもフェルデンクライスと結びつけて感じたり考えたりしています。これらが、フェルデンクライス・メソッドを理解する一助になっています。私は言葉を使って考えることが苦手なので、本の一文や映画の台詞、会話相手の言葉をつかまえて切り取っては「それそれ!私が考えていたことはそれ!!」としているのです。
フェルデンクライスのレッスン(ATMとFI)を受けて体験した独特の感覚やレッスンを通して学んだことは、自分の体の感覚から、自分の内側から起こったことなので、私にはますます言葉にできません。
ところが、小冊子のようなクリシュナムルティの本「しなやかに生きるために−若い女性への手紙」を読むと、「私が感じていたことは、それ!」「私が思ったことは、それ!」という文章が多いのです。何となく感じていた「言葉のない状態」が具体的な言葉で表されると、思わず飛びついてしまいます。著者の意図するところとは全く違うかもしれないのですが…。
それでも、大変強烈な体験だったロビー・オフィアーさんのFI(2008年1月)とフランク・ワイルドマン博士のFI(2008年5月)、また、勉強会でのFI練習での感覚を理解する上で、クリシュナムルティの本はとても助けになっているのです。
(もしかすると、これらの感覚を「言葉で固定」しない方がよいのかもしれません。記憶に縛られてしまいますから。)